Myself2.0遺伝子検査項目 - 能力

Gene Items - abilities

 

GeneLife Myself2.0 / 能力

計算速度

項目概要

小学生の算数の能力を先生の報告あるいはオンラインテストで評価し、計算が得意なグループと苦手なグループに分けたうえで、計算速度に関連性の高い候補遺伝子との相関関係を調べました。その結果、計算速度には遺伝的な影響があることが明らかにされています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
FLJ20160FLJ20160(MFSD6)遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかしこの遺伝子がTT型TG型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
DNAH5DNAH5遺伝子は分子モーターの一種であるダイニンというタンパク質を産生する遺伝子であり、細胞の繊毛や鞭毛の運動に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
SAMD3SAMD3遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかしこの遺伝子がTT型TC型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
ARID1BARID1B遺伝子はDNA結合性のタンパク質を産生する遺伝子であり、クロマチン構造の維持や変換に重要な機能を持っていることが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
DLDDLD遺伝子は2つの機能を持つタンパク質を産生する遺伝子であり、1つ目の機能は細胞内エネルギー代謝に関わる脱水素酵素として、2つ目の機能はタンパク質分解酵素として機能することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
NRCAMNRCAM遺伝子は神経細胞接着分子を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
MMP7MMP7遺伝子は細胞外マトリックス分解酵素の一種を産生する遺伝子であり、プロテオグリカン、フィブロネクチン、エラスチンおよびカゼインの分解に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
GUCY1A2GUCY1A2遺伝子は細胞内伝達物質であるcGMPを合成する酵素の一部を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
NUAK1NUAK1遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
GRIK1GRIK1遺伝子はグルタミン受容体の一部を産生する遺伝子であり、神経伝達において重要な機能を持っています。この遺伝子がCG型GG型の場合、計算速度が速い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Myself2.0 / 能力

記憶力

項目概要

記憶とは過去に経験した事や一度覚えた事を、時間が経過してもおおよそ思い出せることです。記憶には覚えた内容によって分類されるもの(言語記憶や画像記憶、エピソード記憶など)と、記憶できる時間によって分類されるもの(短期記憶や長期記憶)があります。これらの記憶力と遺伝子の間に関連があるかどうかの研究が行われ、記憶力には遺伝的な影響が見られることが明らかにされました。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
KIBRAKIBRA遺伝子は現在研究中の遺伝子ですが、リン酸化タンパク質の一種を産生する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がTT型TC型の場合、記憶力が高い傾向にあると報告されています。
DTNBP1DTNBP1遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、詳細な機能は不明ですが、細胞内小器官の形成に関与する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がGG型の場合、記憶力が低い傾向にあると報告されています。
PAHPAH遺伝子はフェニルアラニン水酸化酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がGG型の場合、記憶力が低い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Myself2.0 / 能力

音程に関する能力

項目概要

音の高低を正確に聞き分けたり、正確に発音する能力である「音程に関する能力」と遺伝子の関係を調べる研究が行われ、「音程に関する能力」が高い人にはある遺伝的傾向があることが分かりました。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
UGT8UGT8遺伝子は神経の構成要素であるガラクトセレブロシドの生合成に必要な酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、音程に関する能力が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Myself2.0 / 能力

加齢による"脳力"への影響

項目概要

加齢に伴い、筋力や代謝能力など肉体的な能力が衰えていきますが、注意力・集中力、作業記憶、メンタルコントロール、映像記憶、論理的思考などの"脳力"も衰えていくことが知られています。
最新の研究成果から、加齢に伴うこれらの"脳力"の低下と遺伝子の間には関連があることが報告されました。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
FKBP5FKBP5遺伝子はイムノフィリンと呼ばれるタンパク質の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、加齢によって“脳力”が下がりやすい傾向にあると報告されています。
BDNFBDNF遺伝子は脳由来神経栄養因子を産生する遺伝子であり、神経細胞の成長や生存、シナプス伝達など、様々な機能に関わっていると考えられています。この遺伝子がAA型の場合、年を重ねても“脳力”が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Myself2.0 / 能力

運動能力(無酸素運動)

項目概要

この項目はお客様からのご要望の多かった運動能力に関連する遺伝子検査の項目です。
筋力トレーニングや短距離走などの瞬発力を求められる運動を無酸素運動と言います。この無酸素運動と遺伝子に関する研究が行われており、一部の報告では遺伝的な傾向が見られているようです。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CNTFCNTF遺伝子はペプチドホルモンとして機能するタンパク質を産生する遺伝子であり、神経の栄養因子として機能することが知られています。この遺伝子がGG型の場合、運動能力(無酸素運動)が高い傾向にあると報告されています。
ACTN3ACTN3遺伝子は筋肉繊維の一つで瞬間的に大きな力を生み出す速筋を形成する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、運動能力(無酸素運動)が高い傾向にあると報告されています。
ACEACE遺伝子はアンジオテンシンという物質を活性型に変化させる酵素を産生する遺伝子であり、血管の収縮や膨張、血圧の制御に重要な役割を持っています。この遺伝子がDD型DI型の場合、運動能力(無酸素運動)が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Myself2.0 / 能力

注意力・集中力

項目概要

注意力・集中力を評価する項目では、質問者が読み上げる数列を聞いて、同じように読み上げたり(数唱)、簡単な算数の問題を集中して解けるかどうかなどを評価されたりします。この注意力・集中力の高さと遺伝的傾向に関連があるかどうかの研究が行われ、注意力・集中力の能力には遺伝的な影響が見られることが明らかにされました。
この項目では、上記の遺伝的な特徴を解析することで、注意力・集中力が高いかどうかについて遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
KIBRAKIBRA遺伝子は現在研究中の遺伝子ですが、リン酸化タンパク質の一種を産生する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がTT型TC型の場合、注意力・集中力が高い傾向にあると報告されています。
SLC6A2SLC6A2遺伝子は神経伝達物質を輸送するタンパク質の一種を産生する遺伝子であり、神経伝達物質(ノルエピネフリン)の再利用に関わることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、注意力・集中力が低い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Myself2.0 / 能力

悲しみの表情の認識力

項目概要

人は喜怒哀楽の感情を顔の表情でを伝えることができますが、受け取る側の認識力の差によって、うまく伝わらないこともあります。このような表情認識力の個人差と遺伝的な傾向に関連があるかどうかの研究が行われ、悲しい表情を認識する能力には遺伝的な影響が見られることが明らかにされました。
この項目では、悲しい表情の認識力が高いかどうかについて遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
COMTCOMT遺伝子はドーパミンやアドレナリン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の分解を行う酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型の場合、悲しみの表情の認識力が低い傾向にあると報告されています。
THTH遺伝子はアミノ酸の一種のチロシンをドーパミンへと変化させる際に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型の場合、悲しみの表情の認識力が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Myself2.0 / 能力

怒りの表情の認識力

項目概要

人は喜怒哀楽の感情を顔の表情でを伝えることができますが、受け取る側の認識力の差によって、うまく伝わらないこともあります。このような表情認識力の個人差と遺伝的な傾向に関連があるかどうかの研究が行われ、怒った表情を認識する能力には遺伝的な影響が見られることが明らかにされました。
この項目では、怒った表情の認識力が高いかどうかについて遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
COMTCOMT遺伝子はドーパミンやアドレナリン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の分解を行う酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型の場合、怒りの表情の認識力が低い傾向にあると報告されています。
COMTCOMT遺伝子はドーパミンやアドレナリン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の分解を行う酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、怒りの表情の認識力が高い傾向にあると報告されています。
THTH遺伝子はアミノ酸の一種のチロシンをドーパミンへと変化させる際に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、怒りの表情の認識力が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Myself2.0 / 能力

嫌悪の表情の認識力

項目概要

人は喜怒哀楽の感情を顔の表情でを伝えることができますが、受け取る側の認識力の差によって、うまく伝わらないこともあります。このような表情認識力の個人差と遺伝的な傾向に関連があるかどうかの研究が行われ、嫌悪の表情を認識する能力には遺伝的な影響が見られることが明らかにされました。
この項目では、嫌悪の表情の認識力が高いかどうかについて遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
THTH遺伝子はアミノ酸の一種のチロシンをドーパミンへと変化させる際に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、嫌悪の表情の認識力が高い傾向にあると報告されています。