Genesis2.0Plus遺伝子検査項目 - 体質_志向性・行動

Gene Items - constitution / orientation

 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

カフェイン消費量

項目概要

カフェインはコーヒーや栄養ドリンクなどに含まれる成分の1つで、眠気を覚ましたり、胃酸の分泌を促進したりする効果があります。
さまざまな有効性があると言われている一方で、依存性があることも知られており、継続的な過剰摂取には注意が必要です。
カフェインの消費量には遺伝的な傾向があることが明らかにされています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
AHRAHR遺伝子はチトクロムP450などの生体異物代謝酵素を調節する受容体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、カフェイン消費量が少ない傾向にあると報告されています。
CYP1A2CYP1A2遺伝子は薬剤の代謝やコレステロール・ステロイドの合成などに関わるシトクロムP450というグループに属するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子は、特にカフェインの代謝に関与していることが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、カフェイン消費量が多い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

コーヒーの消費量

項目概要

コーヒーは世界中で好まれている嗜好品の1つで、ドリップコーヒー、エスプレッソ、カプチーノ、カフェラテ、アフォガードなど、さまざまな飲み方・楽しみ方があります。一日に何杯もコーヒーを飲む方がいる一方で、あまり飲まない方もおり、コーヒーの消費量には個人差があることが知られています。
このような嗜好の個人差についての研究が遺伝子レベルで行われ、コーヒーの消費量には遺伝的傾向があることが報告されました。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
AHRAHR遺伝子はチトクロムP450などの生体異物代謝酵素を調節する受容体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、コーヒーの消費量が少ない傾向にあると報告されています。
PORPOR遺伝子はシトクロームP450酸化還元酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、コーヒーの消費量が多い傾向にあると報告されています。
CYP1A1/CYP1A2CYP1A1ならびにCYP1A2遺伝子はシトクロムP450とよばれる酸化還元酵素ファミリーの一つであり、様々な基質を酸化することで生体内に必要な代謝に重要な役割を担っている酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、コーヒーの消費量が多い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

飲酒量

項目概要

飲酒によって体内に吸収されたアルコールは、アセトアルデヒドという物質に変換されます。このアセトアルデヒドは毒性の高い物質であり、二日酔いの原因になります。アセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素により無毒な物質に代謝されますが、この酵素遺伝子の変異によって、代謝できる人、ほとんど代謝できない人、代謝できない人に分類されます。代謝能力が低い人はアルコールによる不快感を感じやすいため、飲酒量は少なめになりやすく、代謝能力が高い人は飲酒量が増えやすい傾向があります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ALDH2ALDH2遺伝子はアルコール代謝の中間産物であるアセトアルデヒドを分解し、無毒化するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、飲酒量が多い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

買いだめ傾向

項目概要

「家に常に在庫がないと不安を感じる」「セールで安かったからついついたくさん買ってしまった」など、買いだめをしてしまう理由は人によってさまざまです。そんな買いだめ傾向を遺伝子レベルで解析するというちょっと変わった論文が発表されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
LCA5LCA5遺伝子は中心体または繊毛機能との関連が示唆されるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、買いだめしやすい傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

睡眠時間

項目概要

平成27年の国民健康・栄養調査では、日本人の睡眠時間で最も多いのが「6時間以上7時間未満」と報告されました。一方で、平成19年以降、6時間以下の睡眠時間の割合が増え続けているとの報告もあり、仕事や家事・育児に追われて睡眠時間が削られている現代社会の問題点も浮き彫りにされています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PAX8, LOC101927400, CBWD2遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはPAX8やLOC101927400, CBWD2などの遺伝子があります。この部位がTC型CC型の場合、睡眠時間が長い傾向にあると報告されています。
FLOT1, LINC00243, IER3遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはFLOT1やLINC00243, IER3などの遺伝子があります。この部位がAG型GG型の場合、睡眠時間が短い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

喫煙量

項目概要

この項目は喫煙者が普段吸っているタバコの本数と遺伝子の関連を調べた研究成果に基づく項目です。現在タバコを吸っている人は、自分の喫煙量が多くなりやすいかどうかの目安に、現在タバコを吸っていない人はもしも自分がタバコを吸い始めた場合に喫煙量が多くなりやすいかどうかの目安として、ご活用ください。 この項目では喫煙をした場合に喫煙量が増えやすいかどうかについて、遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CCKCCK遺伝子はすい臓の消化酵素の放出や胆のうの収縮に関わるコレシストキニンという物質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、喫煙量が多い傾向にあると報告されています。
COMTCOMT遺伝子はドーパミンやアドレナリン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の分解を行う酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がGG型の場合、喫煙量が多い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

ワイン好き

項目概要

この項目は、イタリア人の中でワインが好きな人とそうでない人の間に遺伝子の違いがあるかどうかを研究した論文を基にした項目です。
彼らの研究成果では、白ワイン好きの方にはある遺伝的な特徴があることが明らかになったそうです。ちなみに同じ遺伝的特徴は赤ワインの場合も同じように現れることから、赤白に限らず、ワイン好きか否かの遺伝子多型と言えるでしょう。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
HLA-DOAHLA-DOA遺伝子は免疫応答において、自己と非自己を見分けるための目印となるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、ワイン好きな傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

夜型傾向

項目概要

人には体内時計(概日リズム)と呼ばれる周期があることが知られています。ところが、実際には夜寝る時間が遅い夜更かしタイプの人がいます。このような夜更かしタイプの人と遺伝子の間に関連があるかどうかを調べる研究が行われ、この夜更かしタイプの人にはある遺伝的な特徴があることが明らかにされました。
この項目では、上記の遺伝的な特徴を解析することで、夜に寝る時間が遅くなりがちかどうか遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CLOCKCLOCK遺伝子は概日リズム(体内時計)の制御に関わる中心的な遺伝子です。この遺伝子の活動により、他の多数の概日リズム(体内時計)関連遺伝子が制御されていることが知られています。この遺伝子がCC型の場合、夜型傾向にあると報告されています。
NPSR1NPSR1遺伝子は神経ペプチドSという神経伝達物質の受容体の一種を産生する遺伝子です。様々な役割を持っていると考えられており、細胞増殖の制御や喘息などのアレルギー性疾患の発症にも関連があると考えられています。この遺伝子がAT型TT型の場合、夜型傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

歯ぎしり

項目概要

寝ている際に歯を擦り合わせる行為を歯ぎしりと言います。歯が摩り減るなど、歯ぎしりをしている本人の歯の健康にも良くないばかりか、その騒音で周囲の人にも不快な思いをさせてしまうことがあります。この歯ぎしりをするタイプの人と遺伝子の間に関連があるかどうかの研究が行われ、歯ぎしりをするタイプの人にはある遺伝的な特徴があることが明らかにされました。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
HTR2AHTR2A遺伝子はセロトニンという神経伝達物質の受容体を産生する遺伝子の一種です。ヒトの精神状態との関連が深く、気分や行動に影響を与える遺伝子であると考えられています。この遺伝子がTC型CC型の場合、歯ぎしりしやすい傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

カフェインによる不安の感じやすさ

項目概要

多量のカフェインを摂取すると、カフェイン中毒の症状(動悸やめまい、強い不安感や焦燥感、不眠や吐き気など)が出ることが知られていますが、より少ない量のカフェイン摂取で症状が出ることをカフェイン過敏症と言います。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ADORA2AADORA2A遺伝子は神経伝達物質であるアデノシンを受け取る受容体を産生する遺伝子であり、ドーパミンを抑制してリラックス・睡眠作用をもたらす機能があります。カフェインはアデノシンの類似物質として正常な作用を阻害し、覚醒作用を引き起こします。この遺伝子がCC型CG型の場合、カフェインによる不安を感じやすい傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

甘いものの摂取傾向

項目概要

コンビニやスーパーに行くとお菓子コーナーが気になって、ついつい甘いものを買ってしまうことはありませんか?
このような、甘いものを摂取してしまう傾向を研究したユニークな論文が発表され、そこには遺伝子の影響があることが明らかにされました。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
LEPRLEPR遺伝子はレプチンというホルモンの受容体を産生する遺伝子であり、脂肪の燃焼に関与すると考えられています。この遺伝子がAA型の場合、甘いものの摂取傾向が強い傾向にあると報告されています。
ADIPOQADIPOQ遺伝子は脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンを産生する遺伝子です。アディポネクチンは血漿中を循環して、脂肪代謝やインスリンの感受性などに関与する働きがあります。この遺伝子がAG型GG型の場合、甘いものの摂取傾向が強い傾向にあると報告されています。
LEPLEP遺伝子は白色脂肪細胞から分泌されるレプチンというタンパク質を産生する遺伝子です。このタンパク質は食欲や代謝などの制御に関わることが知られています。この遺伝子がGG型の場合、甘いものの摂取傾向が強い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

たんぱく質の摂取傾向

項目概要

普段の何気ない食事の選択の中で、お肉を選ぶ傾向が多いかどうかの遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
FTOFTO遺伝子の機能は現在研究中ですが、体格や肥満リスクなどに強い関連を持つことが報告されています。この遺伝子がTC型CC型の場合、たんぱく質の摂取傾向が強い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 志向性/行動

炭水化物と脂質の摂取傾向

項目概要

普段の何気ない食事の選択の中で、炭水化物が多い食事を好む傾向があるか、脂質が多い食事を好む傾向があるかどうかの遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
IZUMO1IZUMO1遺伝子は精子-卵子細胞膜の結合や融合に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型CC型の場合、脂質の摂取傾向が強いと報告されています。