Genesis2.0Plus遺伝子検査項目 - 体質_栄養素

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GeneLife Genesis2.0 / 栄養素

血液中のカルシウムイオン濃度

項目概要

カルシウムはリン酸カルシウムとして骨や歯の形成に関わる重要なミネラルです。
体内に存在するカルシウムのうち、99%が骨や歯に存在しています。血液中のカルシウム濃度が減少すると、骨からカルシウムが溶け出し、血液中のカルシウムイオン濃度が一定に保たれるようになっていますが、この濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CASRCASR遺伝子は循環カルシウム濃度に反応し、その濃度を調整するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中のカルシウムイオン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のマグネシウム濃度

項目概要

マグネシウムはリン酸マグネシウムとして骨や歯の形成に関わったり、さまざまな酵素反応やエネルギー産生に寄与することが知られている重要なミネラルです。
体内に存在するマグネシウムのうち、50~60%が骨に存在すると考えられています。ところが、血液中でのマグネシウムイオン濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
MUC1MUC1遺伝子は粘膜の構成成分の1つであるムチンタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
MDS1MDS1(MECOM)遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、造血、アポトーシス(細胞自身によって計画された細胞死)、発生、細胞分化や増殖などに関与すると考えられています。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
SHROOM3SHROOM3遺伝子は細胞の形を制御するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
TRPM6TRPM6遺伝子はマグネシウム吸収に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
DCDC5遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
ATP2B1ATP2B1遺伝子は細胞内でのカルシウム濃度の調節に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のリン濃度

項目概要

リンは体の中の至るところに存在するミネラルで、カルシウムと結合することで骨の主成分として利用されたり、リン脂質として細胞膜の主成分として利用されています。また、生物の遺伝情報を記録しているDNAや、エネルギーの運搬役であるATPにもリンは含まれています。ところが、血液中でのリン濃度には個人差があることが分かっています。
この項目では血液中のリン濃度について遺伝的な傾向がわかります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
NBPF3, ALPL遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはNBPF3やALPLなどの遺伝子があります。この部位がAA型AG型の場合、血液中のリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
CSTACSTA遺伝子はシスタチンという内因性プロテアーゼ阻害タンパク質の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
IP6K3IP6K3はイノシトールリン酸化酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
PDE7BPDE7B遺伝子は細胞内シグナル伝達物質であるcAMPの代謝に関わる酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
C12orf4(FGF6)C12orf4遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AT型の場合、血液中のリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のレチノール(ビタミンA)濃度

項目概要

ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種であり、レチノールやレチナール、レチノイン酸、あるいはカロテノイドやβカロテンと言ったビタミンA前駆体が含まれます。これらは体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要な栄養素です。
ビタミンAは多彩な機能を持っていますが、成長・発育や免疫機能および視力の維持に重要な働きをしていることが知られています。ところが、血液中でのビタミンA濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
RBP4RBP4遺伝子はレチノール結合タンパク質を産生する遺伝子であり、肝臓で貯蔵されたレチノール(ビタミンA)が身体の隅々に輸送される際に活躍します。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のレチノール(ビタミンA)濃度が低い傾向にあると報告されています。
TTRTTR遺伝子はビタミンAや甲状腺ホルモンを輸送する機能を持つタンパク質であるトランスサイレチンを産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中のレチノール(ビタミンA)濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の中性脂肪濃度

項目概要

トリグリセリドは植物性油脂や動物性油脂大部分を占める成分であり、中性脂肪とも呼ばれています。 中性脂肪は身体の中でエネルギー源として利用されており、1 gあたりのエネルギー量は炭水化物のおおよそ倍となっています。余分な中性脂肪は肝臓や脂肪細胞で蓄積されてしまい、肥満の原因となります。血液中の中性脂肪濃度が高くなると動脈硬化を促進するだけでなく、さらには心不全や脳梗塞のリスクを高めてしまうことが知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ANGPTL3ANGPTL3遺伝子は血管新生に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
GCKRGCKR遺伝子はグルコキナーゼ制御因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
MLXIPLMLXIPL遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、トリグリセリド合成遺伝子の発現を制御することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
LPLLPL遺伝子は心臓や筋肉、脂肪組織で脂肪分解酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
TRIB1TRIB1遺伝子は脂肪細胞の維持や代謝障害の抑制に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AT型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
APOA1, APOC3, APOA4, APOA5遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍には脂質の輸送に関わるリポタンパク質を産生するAPO遺伝子群があることが知られています。この部位がTC型CC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のビタミンB12濃度

項目概要

ビタミンB12は水溶性ビタミンの一種であり、コバラミンとも呼ばれます。ビタミンB12は体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要な栄養素です。
ビタミンB12は脳神経の機能維持や赤血球の生成に重要な働きをしていることが知られています。ところが、血液中でのビタミンB12濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
none遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がTC型CC型の場合、血液中のビタミンB12濃度が高い傾向にあると報告されています。
MS4A3MS4A3遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型の場合、血液中のビタミンB12濃度が高い傾向にあると報告されています。
CLYBLCLYBL遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のビタミンB12濃度が低い傾向にあると報告されています。
FUT6FUT6遺伝子はフコシル基転移酵素の一種を産生する遺伝子であり、血液型の一つであるルイス式血液型の決定に関与します。この遺伝子がTT型の場合、血液中のビタミンB12濃度が高い傾向にあると報告されています。
FUT2FUT2遺伝子はフコシル基転移酵素の一種を産生する遺伝子であり、この遺伝子はABO式血液型の判定に使われる抗原が唾液中などにも分泌するタイプか否かの決定にも関与することが知られています。この遺伝子がTT型の場合、血液中のビタミンB12濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のビタミンD濃度

項目概要

ビタミンDは脂溶性ビタミンの一種です。ビタミンDは食事から摂取することもできますが、太陽光を浴びることによって体内で合成することができるビタミンでもあります。
ビタミンDは小腸や腎臓でのカルシウムやリンなどの吸収を促進し、骨の形成と成長を助ける働きがあります。ところが、血液中でのビタミンD濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GCGC遺伝子は血液中のビタミンDに結合するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中のビタミンD濃度が低い傾向にあると報告されています。
CYP2R1CYP2R1遺伝子は薬剤への反応性やコレステロール・ステロイドの合成などに関わるシトクロムP450というグループに属するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子はビタミンDの代謝に関与します。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のビタミンD濃度が高い傾向にあると報告されています。
DHCR7DHCR7遺伝子は7-デハイドロコレステロールをコレステロールに変換する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTG型GG型の場合、血液中のビタミンD濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のビタミンA濃度

項目概要

ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種であり、レチノールやレチナール、レチノイン酸、あるいはカロテノイドやβカロテンと言ったビタミンA前駆体が含まれます。これらは体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要な栄養素です。
ビタミンAは多彩な機能を持っていますが、成長・発育や免疫機能および視力の維持に重要な働きをしていることが知られています。ところが、血液中でのビタミンA濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
RBP4RBP4遺伝子はレチノール結合タンパク質を産生する遺伝子であり、肝臓で貯蔵されたレチノール(ビタミンA)が身体の隅々に輸送される際に活躍します。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のビタミンA濃度が低い傾向にあると報告されています。
TTRTTR遺伝子はビタミンAや甲状腺ホルモンを輸送する機能を持つタンパク質であるトランスサイレチンを産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中のビタミンA濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のビタミンB6濃度

項目概要

ビタミンB6は水溶性ビタミンの一種であり、さまざまな酵素反応の補酵素として機能する栄養素です。ビタミンB6は体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要です。ところが、血液中でのビタミンB6濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
NBPF3(ALPL)NBPF3遺伝子は遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のビタミンB6濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のビタミンE濃度

項目概要

ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種であり、トコフェノールやトコトリエノールなどが含まれます。これらは体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要な栄養素です。
ビタミンEは多彩な機能を持っていると考えられていますが、特に抗酸化作用(細胞が酸化するのを防ぐ作用)や、血液をさらさらにするなどの作用があることが知られています。ところが、血液中でのビタミンE濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ZNF259ZNF259遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がGG型GC型の場合、血液中のビタミンE濃度が高い傾向にあると報告されています。
SCARB1SCARB1遺伝子はHDLコレステロール受容体を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のビタミンE濃度が高い傾向にあると報告されています。
CYP4F2CYP4F2遺伝子は薬剤への反応性やコレステロール・ステロイドの合成などに関わるシトクロムP450というグループに属するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子は炎症反応に関わるロイコトリエンB4という物質の分解に関わることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のビタミンE濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の鉄分濃度

項目概要

鉄分は酸素を全身に運ぶために重要な機能を持っているミネラルであり、赤血球のヘモグロビンの構成成分として利用されています。
体内の鉄分には、酸素運搬などに利用されている「機能鉄」と、不足時のために貯蔵されている「貯蔵鉄」があり、機能鉄がその70%を占めています。ところが、血液中での鉄分濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
HFEHFE遺伝子は鉄分吸収の制御を行うタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、血液中の鉄分濃度が低い傾向にあると報告されています。
TFR2TFR2遺伝子はトランスフェリン受容体の一種を産生する遺伝子であり、血液中の鉄分濃度調整に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AC型の場合、血液中の鉄分濃度が高い傾向にあると報告されています。
TMPRSS6TMPRSS6遺伝子はタンパク質分解酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中の鉄分濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のβカロテン濃度

項目概要

βカロテンは緑黄色野菜に多く含まれている栄養素です。ヒトの体内では合成することができないため、食事から摂取することが重要な栄養素になります。
βカロテンはビタミンA前駆体としての機能があり、体内のビタミンAが欠乏してくると、肝臓や体脂肪に貯蔵されたβカロテンはビタミンAへと変換され、利用されることが知られています。ところが、血液中でのβカロテン濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
BCMO1遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはビタミンAの代謝に関与するBCMO1遺伝子があります。この部位がTG型GG型の場合、血液中のβカロテン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のαリノレン酸濃度

項目概要

αリノレン酸は体内では合成できないため、食事から摂取することが必要な必須脂肪酸です。エゴマ油(しそ油)やアマニ油、食品ではクルミに多く含まれていることが知られています。
体内では一部がDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)に変換されることが知られており、心血管疾患の予防効果が期待されています。ところが、血液中でのαリノレン酸濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
C11orf9C11orf9(MYRF)遺伝子は神経細胞で転写因子を産生する遺伝子であり、神経細胞の軸索を覆う髄鞘の形成に関わると考えられています。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
C11orf10C11orf10(TMEM258)遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
FEN1FEN1遺伝子はDNA分解酵素の一種を産生する遺伝子であり、DNAの複製や修復に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
FADS1FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
FADS2FADS2遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のDHA/EPA濃度

項目概要

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は不飽和脂肪酸の一種であり、魚に多く含まれている成分です。DHAとEPAは体内でαリノレン酸から合成することができますが、食事から摂取できる量に比べると少量しか合成できないため、食事から摂取することが重要な成分です。
ちなみに、DHAは神経油脂の重要な構成成分であり、摂取することで頭が良くなると話題になったこともある成分です。また、EPAは血液凝固阻害因子であるプロスタグランジンの前駆体であることから、血液をさらさらにするなどの効能が期待されています。ところが、血液中でのDHA/EPA濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ELOVL2ELOVL2遺伝子は長鎖脂肪酸の合成に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のDHA/EPA濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のグリシン濃度

項目概要

グリシンは非必須アミノ酸の一種で、体内ではセリンやスレオニンから合成されます。血液中の酸素を運ぶ機能に関係するポルフィリンや筋肉運動に必要なクレアチン、抗酸化物質のグルタチオン、核酸のプリン体などを作る物質として知られています。また、コラーゲン、ケラチン、エラスチンなどの構成成分であることから、骨や軟骨、筋肉・腱や皮膚の原料としても重要なアミノ酸です。そのため、コラーゲン不足で起こる関節痛や腰痛、肌荒れ、老化の原因となる活性酸素の生成などを防止する効果が期待されています。また、神経伝達物質の1つであることから、俗に、「記憶によい」「睡眠によい」などと言われており、サプリメントとして利用されています。ヒトでの有効性については、統合失調症、脳卒中に対し有効性が示唆されています。また、抗菌作用を示すことから、食品添加物としてさまざまな食品に使用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CPS1CPS1遺伝子はアンモニアや炭酸水素塩からのカルバモイルリン酸を合成する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のグリシン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のアスパルチルフェニルアラニン濃度

項目概要

アスパルチルフェニルアラニンは、人工甘味料のアスパルテーム(L-アスパルチルフェニルアラニンメチルエステルと言います)の代謝産物です。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ACEACE遺伝子はアンジオテンシンという物質を活性型に変化させる酵素を産生する遺伝子であり、血管の収縮や膨張、血圧の制御に重要な役割を持っています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のアスパルチルフェニルアラニン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のセリン濃度

項目概要

セリンはアミノ酸の一種であり、神経伝達物質のアセチルコリンを作り出すのに必要な成分です。ただし、必須アミノ酸ではないため、不足した場合は体内で合成することができます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PHGDHPHGDH遺伝子はL-セリン合成の初期段階に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のセリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
CPS1CPS1遺伝子はアンモニアや炭酸水素塩からのカルバモイルリン酸を合成する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のセリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
PSPHPSPH遺伝子はリン酸基転移酵素の一種を産生する遺伝子であり、体内でのセリン生合成において第三段階と最終段階に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のセリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のイノシン濃度

項目概要

イノシンとは、RNAの中に含まれる成分の1つで、尿酸値を上昇させるプリン体の一種です。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
NT5ENT5E遺伝子は細胞外のヌクレオチドを膜透過性のヌクレオシドへと変換する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のイノシン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のプロリン濃度

項目概要

プロリンはアミノ酸の一種であり、コラーゲンを構成する成分の1つです。必須アミノ酸ではないため、不足した場合は体内で合成することができます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PRODHPRODH遺伝子はプロリンというアミノ酸を代謝するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、血液中のプロリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のグルタミン濃度

項目概要

グルタミンはアミノ酸の一種で、生体内にもっとも多く含まれるアミノ酸です。傷ついた身体の回復に効果があると考えており、外科手術後の点滴に加えられたり、ボディビルダーがサプリメントとして摂取することがあるようです。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GLS2GLS2遺伝子はグルタミンの加水分解酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のグルタミン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のバリン濃度

項目概要

バリンは体内では合成できない必須アミノ酸の一種です。食品から摂取することが大切な栄養素ですが、バリンを含む食品は多いため通常の食事では不足しにくいと考えられています。
バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類は分岐鎖アミノ酸(BCAA;branched chain amino acid)としても知られており、筋肉でのエネルギー源としての側面もあります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PPM1KPPM1K遺伝子はMn2+/Mg2+依存性タンパク質脱リン酸化酵素を産生する遺伝子であり、ミトコンドリア膜透過性遷移孔の制御に関わっていることが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のバリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のフェニルアラニン濃度

項目概要

フェニルアラニンは、体内で合成できない必須アミノ酸の1つであり、食品から摂取することが重要な栄養素です。
体内でさまざまな形に変換されますが、脳内ホルモンのドーパミンの原料になります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PAHPAH遺伝子はフェニルアラニン水酸化酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のフェニルアラニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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たんぱく質の摂取傾向

項目概要

普段の何気ない食事の選択の中で、お肉を選ぶ傾向が多いかどうかの遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
FTOFTO遺伝子の機能は現在研究中ですが、体格や肥満リスクなどに強い関連を持つことが報告されています。この遺伝子がTC型CC型の場合、たんぱく質の摂取傾向が強い傾向にあると報告されています。
 

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炭水化物と脂質の摂取傾向

項目概要

普段の何気ない食事の選択の中で、炭水化物が多い食事を好む傾向があるか、脂質が多い食事を好む傾向があるかどうかの遺伝的傾向を調べます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
IZUMO1IZUMO1遺伝子は精子-卵子細胞膜の結合や融合に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型CC型の場合、脂質の摂取傾向が強いと報告されています。
 

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血液中のアラニン濃度

項目概要

アラニンはアミノ酸の一種です。体内ではピルビン酸から合成することができるため、通常、無理に補給する必要はありません。
アラニンは味をまろやかにする効果があることから、食品添加物としても利用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GCKRGCKR遺伝子はグルコキナーゼ制御因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のアラニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のヒスチジン濃度

項目概要

ヒスチジンはアミノ酸の一種です。こどもの体内では合成できないために必須アミノ酸として扱われますが、大人になると体内で合成できるようになるという珍しい特徴があります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SLC2A9SLC2A9遺伝子は尿酸の輸送に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、血液中のヒスチジン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のロイシン濃度

項目概要

ロイシンは体内では合成できない必須アミノ酸の一種です。食品から摂取することが大切な栄養素ですが、ロイシンを含む食品は多いため通常の食事では不足しにくいと考えられています。
バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類は分岐鎖アミノ酸(BCAA;branched chain amino acid)としても知られており、筋肉でのエネルギー源としての側面もあります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PPM1KPPM1K遺伝子はMn2+/Mg2+依存性タンパク質脱リン酸化酵素を産生する遺伝子であり、ミトコンドリア膜透過性遷移孔の制御に関わっていることが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のロイシン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のトリプトファン濃度

項目概要

トリプトファンは体内では合成できない必須アミノ酸の一種です。食品から摂取することが大切な栄養素ですが、トリプトファンを含む食品は多いため通常の食事では不足しにくいと考えられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
TDO2TDO2遺伝子はアミノ酸の一つであるトリプトファンの代謝に必須の酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のトリプトファン濃度が高い傾向にあると報告されています。
SLC16A10SLC16A10遺伝子は芳香族アミノ酸の取り込みに関わるナトリウム非依存輸送タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がGC型CC型の場合、血液中のトリプトファン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のクエン酸濃度

項目概要

クエン酸は柑橘類や食酢、梅干し等に含まれる酸味成分です。簡単に作り出すことができ、安価で安全性も高いため、粉末やサプリメントとしても普及しています。食品添加物として使われることも多く、お菓子やジュースの酸味剤や香料、酸化防止剤、豆腐を作る時の凝固剤など、さまざまな用途があることも特徴です。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ANKHANKH遺伝子はピロリン酸レベルを調節するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のクエン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
SLC13A5SLC13A5遺伝子はナトリウム依存的クエン酸共輸送タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のクエン酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
SLC13A5SLC13A5遺伝子はナトリウム依存的クエン酸共輸送タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のクエン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のチロシン濃度

項目概要

チロシンはアミノ酸の一種です。体内ではフェニルアラニンから合成することができるため、通常、無理に補給する必要はありません。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SLC16A10SLC16A10遺伝子は芳香族アミノ酸の取り込みに関わるナトリウム非依存輸送タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のチロシン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のアスパラギン濃度

項目概要

アスパラギンはアミノ酸の一種です。体内ではアスパラギン酸から合成することができるため、通常、無理に補給する必要はありません。
ちなみにアスパラギンの名前は、アスパラガスから抽出されたことに由来しています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ASPGASPG遺伝子はアミノ酸の一種のアスパラギンを分解する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のアスパラギン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のリジン濃度

項目概要

リジンは体内では合成できない必須アミノ酸の一種です。食品から摂取することが大切な栄養素ですが、リジンを含む食品は多いため通常の食事では不足しにくいと考えられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SLC7A6SLC7A6遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のリジン濃度が高い傾向にあると報告されています。