Genesis2.0Plus遺伝子検査項目 - 体質_体型・体格
Gene Items - constitution / body
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
体脂肪率
項目概要
体脂肪率とは、身体全体のうち脂肪が占める割合のことです。最近では体重計やヘルスメーターなどで簡易的に測定できるようになり、身近な健康指標の1つになったと言えるでしょう。
引き締まった身体を作るためには重要な値です。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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IRS1 | IRS1遺伝子はインスリン受容体によってリン酸化され、細胞内にインスリンシグナルを伝達する物質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、体脂肪率が低い傾向にあると報告されています。 |
SPRY2 | SPRY2遺伝子はSproutyファミリーに属するタンパク質を産生する遺伝子であり、チロシンキナーゼを介したシグナル伝達を阻害する機能を持ってます。この遺伝子がAA型AG型の場合、体脂肪率が低い傾向にあると報告されています。 |
FTO | FTO遺伝子の機能は現在研究中ですが、体格や肥満リスクなどに強い関連を持つことが報告されています。この遺伝子がAC型CC型の場合、体脂肪率が低い傾向にあると報告されています。 |
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BMI
項目概要
BMIとはBody Mass Indexの略称で、肥満度を表す指数として利用されています。BMIは体重(kg)/身長(m)/身長(m)で計算できます。日本肥満学会ではBMIが22の体重を標準体重(統計的に最も病気にかかりにくい体重)としており、BMIが18.5未満で低体重(痩せ型)、25以上で肥満、35以上で高度肥満と判定されます。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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SEC16B | SEC16B遺伝子は小胞体輸送に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、BMIが高い傾向にあると報告されています。 |
CDKAL1 | CDKAL1遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかしこの遺伝子がAG型GG型の場合、BMIが高い傾向にあると報告されています。 |
KLF9 | KLF9遺伝子はプロモーター上のGC boxに結合する転写因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、BMIが高い傾向にあると報告されています。 |
BDNF | BDNF遺伝子は脳由来神経栄養因子を産生する遺伝子であり、神経細胞の成長や生存、シナプス伝達など、様々な機能に関わっていると考えられています。この遺伝子がTG型GG型の場合、BMIが高い傾向にあると報告されています。 |
FTO | FTO遺伝子の機能は現在研究中ですが、体格や肥満リスクなどに強い関連を持つことが報告されています。この遺伝子がAA型AG型の場合、BMIが高い傾向にあると報告されています。 |
MC4R | MC4R遺伝子はメラノコルチン受容体の一種を産生する遺伝子であり、エネルギー代謝調節をはじめ多くの生理作用に関与していることが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、BMIが高い傾向にあると報告されています。 |
GIPR | GIPR遺伝子はGIPという物質の受容体を産生する遺伝子であり、インスリンの分泌に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、BMIが高い傾向にあると報告されています。 |
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身長
項目概要
身長は成長期の栄養状態などの環境要因だけではなく、遺伝的な要因によっても影響を受けます。2010年に日本人の身長に影響を与える遺伝的要因を探索する大規模な研究が報告され、身長には遺伝的傾向があることが明らかにされています。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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EFEMP1 | EFEMP1遺伝子は細胞外マトリックス糖タンパク質であるフィブリンの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、身長が高い傾向にあると報告されています。 |
DIS3L2 | DIS3L2遺伝子はRNA分解酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、身長が高い傾向にあると報告されています。 |
ZBTB38 | ZBTB38遺伝子は遺伝子発現を制御するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、身長が高い傾向にあると報告されています。 |
NCAPG | NCAPG遺伝子は細胞分裂の際に染色体を凝集させるコンデンシン複合体の構成成分の1つを産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、身長が低い傾向にあると報告されています。 |
HMGA1 | HMGA1遺伝子は染色体タンパク質の一種を産生する遺伝子であり、さまざまな遺伝子の活動の制御に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、身長が高い傾向にあると報告されています。 |
PLAG1 | PLAG1遺伝子はジンクフィンガーに属する転写因子を産生する遺伝子であり、精子形成やテストステロンの合成に関与すると考えられています。この遺伝子がAA型AG型の場合、身長が低い傾向にあると報告されています。 |
QSOX2, LHX3 | LHX3遺伝子は下垂体の形成や神経系細胞の特異化に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、身長が高い傾向にあると報告されています。 |
IGF1 | IGF1遺伝子はインスリン様成長因子を産生する遺伝子であり、成長や発生において重要な機能を持つことが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、身長が低い傾向にあると報告されています。 |
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内臓脂肪/皮下脂肪率
項目概要
身体に付く脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。内臓脂肪には内臓の位置の保持とエネルギーの保存という重要な役割があると考えられています。
内臓脂肪は見た目からは分かりにくい脂肪であるため気付かれにくいですが、健康に大きな影響を及ぼすため注意が必要です。ただし、内臓脂肪量を知るにはヘルスメーターによる簡易的な測定方法を用いるか、医療機関でCTスキャンを用いて測定する必要があります。
一方、皮下脂肪は見た目に分かる脂肪であるため自覚しやすいですが、運動などでもなかなか落ちにくい脂肪であるとも言われています。
これらの内臓脂肪と皮下脂肪の付きやすさにには、個人差があることが報告されています。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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LYPLAL1 | LYPLAL1遺伝子はアシルプロテインチオエステラーゼと似た配列を持つタンパク質を産生する遺伝子ですが、実際にはチオエステラーゼ活性は無く、その詳細な機能は不明です。この遺伝子がTG型GG型の場合、内臓脂肪/皮下脂肪率が高い傾向にあると報告されています。 |
NISCH | NISCH遺伝子はインテグリン結合タンパク質の一種を産生する遺伝子であり、細胞の運動性に関与していることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、内臓脂肪/皮下脂肪率が高い傾向にあると報告されています。 |
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内臓脂肪
項目概要
身体に付く脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。内臓脂肪には内臓の位置の保持とエネルギーの保存という重要な役割があると考えられています。
内臓脂肪は見た目からは分かりにくい脂肪であるため気付かれにくいですが、健康に大きな影響を及ぼすため注意が必要です。ただし、内臓脂肪量を知るにはヘルスメーターによる簡易的な測定方法を用いるか、医療機関でCTスキャンを用いて測定する必要があります。
内臓脂肪の付きやすさにには、個人差があることが報告されています。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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NISCH | NISCH遺伝子はインテグリン結合タンパク質の一種を産生する遺伝子であり、細胞の運動性に関与していることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、内臓脂肪が内臓脂肪が付きやすい傾向にあると報告されています。 |
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海馬の大きさ
項目概要
海馬は脳の中の大脳辺縁系の一部として存在し、短期記憶や空間学習能力に深く関わっています。この海馬と遺伝子との関連を調べる研究が行われ、海馬の大きい人にはある遺伝的な特徴があることが明らかにされました。
この項目では上記の遺伝的特徴を解析することで、海馬が大きいかどうかについて遺伝的傾向を調べます。
※なお、海馬の大きさと記憶力の高さについては、これまでの研究では関連性が明らかになっておりません。記憶力の高さについては、「記憶力」の項目をご参照ください。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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BDNF | BDNF遺伝子は脳由来神経栄養因子を産生する遺伝子であり、神経細胞の成長や生存、シナプス伝達など、様々な機能に関わっていると考えられています。この遺伝子がGG型の場合、海馬が大きい傾向にあると報告されています。 |
TPH2 | TPH2遺伝子は神経伝達物質であるセロトニンを生合成に関わる酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、海馬が小さい傾向にあると報告されています。 |
none | 遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がTC型CC型の場合、海馬が大きい傾向にあると報告されています。 |
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扁桃体の大きさ
項目概要
扁桃体は脳の中の側頭葉の内側に存在し、情緒に関わる処理と記憶に重要な役割を担っています。この扁桃体と遺伝子との関連を調べる研究が行われ、扁桃体の大きい人にはある遺伝的な特徴があることが明らかにされました。
この項目では上記の遺伝的特徴を解析することで、扁桃体の大きさについて遺伝的傾向を調べます。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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TPH2 | TPH2遺伝子は神経伝達物質であるセロトニンを生合成に関わる酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、扁桃体が小さい傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
筋肉の発達
項目概要
速筋・遅筋の発達具合はACTN3タンパク質を作る遺伝子によって異なります。CC型(アミノ酸表記ではRR型。以下同様)であれば速筋が発達しやすくなり、TT型(XX型)であれば遅筋が発達しやすくなります。つまり、一般にCC型(RR型)は瞬発力、スピードを得意とし、TT型(XX型)は持久力を得意としていると考えられます。CT型(RX型)はCC型(RR型)とTT型(XX型)の中間となるため、バランス型になると考えられます。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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ACTN3 | ACTN3遺伝子は筋肉繊維の一つで瞬間的に大きな力を生み出す速筋を形成する遺伝子です。この遺伝子がCC型の場合は筋肉の発達が速筋型(パワータイプ)、TT型の場合は遅筋型(持久力タイプ)、TC型の場合はバランス型(バランスタイプ)であると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
胸の大きさ
項目概要
女性のバストの大きさは乳腺の量によって決まり、思春期から成人期にかけて分泌される女性ホルモンの刺激により乳腺が発達します。女性ホルモンが多ければ多いほど脂肪がつきやすく、バストも大きくなっていきます。
胸の大きさは女性らしさの象徴とも捉えられることがあり、女性にとって気になる部位の1つと言えます。
※なお、この項目は女性の胸の大きさをお調べする項目になります。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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INHBB | INHBB遺伝子は卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制したり誘導したりする、インヒビンやアクチビンのサブユニットを産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、胸が大きい傾向にあると報告されています。 |
INHBB | INHBB遺伝子は卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制したり誘導したりする、インヒビンやアクチビンのサブユニットを産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、胸が大きい傾向にあると報告されています。 |
AREG | AREG遺伝子は細胞の増殖に関わる成長因子の一種で、表皮や乳腺の成長に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、胸が小さい傾向にあると報告されています。 |
ESR1 | ESR1遺伝子はエストロゲン受容体を産生する遺伝子であり、エストロゲンと結合することで転写因子としても機能することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、胸が大きい傾向にあると報告されています。 |
ZNF703 | ZNF703遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、胸が小さい傾向にあると報告されています。 |
ZNF365 | ZNF365遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTC型CC型の場合、胸が大きい傾向にあると報告されています。 |
PTHLH | PTHLH遺伝子は副甲状腺ホルモンの一種を産生する遺伝子であり、軟骨の発生に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、胸が小さい傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
皮下脂肪
項目概要
身体に付く脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。皮下脂肪は体温の維持や外部からの衝撃の吸収などの大事な働きがあります。
ただし、外見上に現れやすい脂肪である上、一度付いたら落としにくいと言われているため、なるべく減らしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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FTO | FTO遺伝子の機能は現在研究中ですが、体格や肥満リスクなどに強い関連を持つことが報告されています。この遺伝子がTC型CC型の場合、皮下脂肪が付きやすい傾向にあると報告されています。 |
FTO | FTO遺伝子の機能は現在研究中ですが、体格や肥満リスクなどに強い関連を持つことが報告されています。この遺伝子がTA型AA型の場合、皮下脂肪が付きやすい傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
人差し指と薬指の長さの比率
項目概要
人差し指と薬指の長さの比率(人差し指の長さ/薬指の長さ)は、男性と女性では違いがあることが知られており、女性の方がこの比率は大きくなり(人差し指に対して薬指が短めになる)、男性の方が小さくなる(人差し指に対して薬指が長めになる)傾向があります。この長さの比率は、出生前に受けた男性ホルモンの影響で変化することが知られていますが、遺伝子の影響も受けているようです。
この項目では、人差し指に対する薬指の長さの比率が高いかどうかの遺伝的傾向を調べます。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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SMOC1 | SMOC1遺伝子は目と手足の発達において重要な役割を持つタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、人差し指と薬指の長さの比率が高い傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
女性のウエスト-ヒップ比
項目概要
人が美しいと感じる身体の造形には、それぞれのパーツごとに一定の比率があり、黄金比率と呼ばれています。女性のウェストとヒップの黄金比率は、ウェスト7に対してヒップ10だと言われています。この比率は、1993年にテキサス大学のDevendra Singh教授が発表した論文が基になっており、さまざまな国の男性が最も魅力的に感じていたのはこの比率のスタイルの女性をだったとのことです。
このように魅力的な体型の指標の1つであるウェスト-ヒップ比には、やはり遺伝子の影響もあるようです。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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TBX15 | TBX15遺伝子は発達プロセスの調節に関与する転写因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がCG型GG型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
DNM3 | DNM3遺伝子はGTP結合タンパク質の一種を産生する遺伝子であり、小胞輸送に関与することが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
LYPLAL1 | LYPLAL1遺伝子はアシルプロテインチオエステラーゼと似た配列を持つタンパク質を産生する遺伝子ですが、実際にはチオエステラーゼ活性は無く、その詳細な機能は不明です。この遺伝子がAA型AG型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
ETAA1 | ETAA1遺伝子はDNAの損傷等で止まってしまったDNA複製の再開を促進するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TA型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
GRB14 | GRB14遺伝子は、インスリン受容体やインスリン様成長因子受容体に結合するアダプタータンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
PLXND1 | PLXND1遺伝子はプレキシンファミリーに属するタンパク質を産生する遺伝子であり、セマフォリンと結合することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
HLA-DRB5 | HLA-DRB5遺伝子は免疫応答において、自己と非自己を見分けるための目印となるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
VEGFA | VEGFA遺伝子は血管内皮細胞の増殖などを誘導する成長因子を産生し、血管新生に必須のタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
MSC | MSC遺伝子は転写抑制因子の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTG型GG型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
ABCA1 | ABCA1遺伝子はABCトランスポーターの一種を産生する遺伝子であり、コレステロールの輸送に関与しています。この遺伝子がAA型AG型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
CEP120 | CEP120遺伝子は神経前駆細胞で起きる核移動に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AT型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
NID2 | NID2遺伝子は細胞接着タンパク質を産生する遺伝子であり、基底膜の構造の維持に関与することが示唆されています。この遺伝子がTT型TC型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
CMIP | CMIP遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、T細胞シグナル伝達経路において機能していることが示唆されています。この遺伝子がAA型AG型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
KCNJ2 | KCNJ2遺伝子は細胞内外のカリウムの輸送に関わる電位依存性カリウムチャネルの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、女性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
男性のウエスト-ヒップ比
項目概要
女性の場合のウェストとヒップの比率は、女性らしいくびれを形作る上で重要な指標ですが、男性の場合はメタボリックシンドロームや内臓脂肪を評価する上での指標として捉えた方が良いかもしれません。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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FGFR4 | FGFR4遺伝子は線維芽細胞成長因子の受容体の一種を産生する遺伝子であり、細胞増殖と分化に影響を及ぼすタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、男性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
GDF5 | GDF5遺伝子は軟骨や関節などを含む多数の組織や細胞型の発達を調節するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、男性のウエスト-ヒップ比が高い傾向にあると報告されています。 |
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女性のヒップサイズ
項目概要
バストサイズ、ウェストサイズ、ヒップサイズの3つは理想的なプロポーションを示す指標としてよく用いられています。特にヒップサイズは体型のメリハリを付ける意味で重要な部分です。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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KLF14 | KLF14遺伝子はKLFファミリーに属する転写因子を産生する遺伝子であり、TGF受容体の発現を抑制する機能があることが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、女性のヒップサイズが大きい傾向にあると報告されています。 |
SFXN2 | SFXN2遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AG型の場合、女性のヒップサイズが大きい傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
女性のウェストサイズ
項目概要
バストサイズ、ウェストサイズ、ヒップサイズの3つは理想的なプロポーションを示す指標としてよく用いられています。特にウェストサイズは女性的なくびれを形作る重要な部分です。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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ADAMTSL3 | ADAMTSL3遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AG型の場合、女性のウェストサイズが大きい傾向にあると報告されています。 |
EFEMP1 | EFEMP1遺伝子は細胞外マトリックス糖タンパク質であるフィブリンの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、女性のウェストサイズが大きい傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
男性のウェストサイズ
項目概要
男性のウェスト周囲径は健康診断の際にメタボリックシンドロームの判定の指標として利用されています。男性では85cm以上になると、メタボリックシンドロームが疑われます。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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EFEMP1 | EFEMP1遺伝子は細胞外マトリックス糖タンパク質であるフィブリンの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、男性のウェストサイズが大きい傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
除脂肪体重
項目概要
除脂肪体重とは、体重から脂肪の分の重量を差し引いた値のことです。内臓と筋肉と骨の重量とみなされます。
最近では、ダイエットの際に筋肉量を落とさずに脂肪量を落とすことを目指して、体脂肪率と除脂肪体重を考慮したダイエット法を実践することもあるようです。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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PRDM16 | PRDM16遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、他のタンパクと複合体を形成することで、褐色脂肪細胞の産生に関与することが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、除脂肪体重が重い傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
唇の厚さ
項目概要
唇の形状には個人差があり、厚い唇、薄い唇などさまざまです。
多くの人が美しいと思う唇の形状、その黄金比率は、上唇の厚さ1に対して下唇の厚さが(1+√5)/2、およそ1.6が良いとLouisville大学のCunningham教授によって報告されています(※上唇の中央の最も薄い部分を1とした場合。ちなみに唇の全体の厚みでは上唇:下唇の比率は1:1.3~1.5が良いとされることが多いようです)。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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IRF6 | IRF6遺伝子はインターフェロン制御因子の一種を産生するタンパク質であり、転写因子として機能すると考えられています。この遺伝子がAA型の場合、唇の厚さが厚い傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
頭蓋内容積
項目概要
頭蓋内容積は脳の状態を計るための指標の1つです。頭蓋内容積に比べて脳全体の容積が小さくなっているかどうか、海馬の大きさが小さくなっているかどうかなどを計算することで、脳の萎縮の発見するのに役立っています。
この頭蓋内容積は遺伝子の影響も受けており、個人差が見られます。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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none | 遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がAG型GG型の場合、頭蓋内容積が大きい傾向にあると報告されています。 |
KANSL1 | KANSL1遺伝子はクロマチン修飾に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、頭蓋内容積が小さい傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
出生時体重
項目概要
出生時体重は出生時の週齢によっておおよそ決まるものですが、遺伝的な影響も受けているようです。
なお、厚生労働省の調査では、昭和50年の出生時平均体重は3,200 g、平成21年は3,020 gと報告されており、近年は「小さく産んで大きく育てる」傾向が見られているようです。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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ADCY5 | ADCY5遺伝子はシグナル分子の形成を触媒するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、出生時体重が軽い傾向にあると報告されています。 |
CCNL1 | CCNL1遺伝子はRNAスプライシングに関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、出生時体重が重い傾向にあると報告されています。 |
LCORL | LCORL遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、精子形成に関与すると考えられています。この遺伝子がAC型CC型の場合、出生時体重が軽い傾向にあると報告されています。 |
none | 遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がTC型CC型の場合、出生時体重が軽い傾向にあると報告されています。 |
CDKAL1 | CDKAL1遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかしこの遺伝子がAG型GG型の場合、出生時体重が軽い傾向にあると報告されています。 |
ADRB1 | ADRB1遺伝子はアドレナリン受容体の一種を産生する遺伝子であり、神経伝達物質であるエピネフリンやノルエピネフリンの効果を調節する機能があると考えられています。この遺伝子がGG型GC型の場合、出生時体重が軽い傾向にあると報告されています。 |
HMGA2 | HMGA2遺伝子は転写を調整するエンハンセオソームの構成因子の一つを産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、出生時体重が軽い傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
鼻根の高さ
項目概要
鼻根とは、両目の間の位置する鼻の付け根の部分のことを言います。鼻根の高さが高いと鼻筋が通って見え、顔が整った印象を与えます。そのため、整形手術の1つとして、鼻根を高くするものもあるようです。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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PAX3 | PAX3遺伝子PAXファミリーに属する転写因子の一種であり、胎児期の発生において重要な役割を果たす転写因子である。この遺伝子がAG型GG型の場合、鼻根の高さが高い傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
幼少期の頭の大きさ
項目概要
厚生労働省の平成22年度乳幼児身体発育調査では、男児の頭囲は出生時33.5 cm、1歳で46.2 cm、2歳では48.7 cmとなっており、女子では出生時33.0 cm、1歳で45.0 cm、2歳で47.5 cmとなっています。
ただし、頭の大きい子や小さい子がいるように個人差があり、そこには遺伝子の影響もあるようです。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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HMGA2 | HMGA2遺伝子は転写を調整するエンハンセオソームの構成因子の一つを産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、幼少期の頭が小さい傾向にあると報告されています。 |
SBNO1 | SBNO1遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AG型の場合、幼少期の頭が大きい傾向にあると報告されています。 |
CRHR1, MAPT | 遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはCRHR1やMAPTなどの遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、幼少期の頭が大きい傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
座高比
項目概要
座高比は、身長全体に占める座高の割合を示したものです。アジア人では~0.53と言われており、手足の長いアフリカ系の人では~0.51と言われています。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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BCKDHB | BCKDHB遺伝子は分枝鎖アミノ酸の代謝に関わる酵素の一部を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、座高比が高い傾向にあると報告されています。 |
IGFBP3 | IGFBP3遺伝子はRNA結合タンパク質を産生する遺伝子であり、他の遺伝子の翻訳を調整すると考えられています。この遺伝子がAA型AG型の場合、座高比が低い傾向にあると報告されています。 |
TBX2 | TBX2遺伝子は発達プロセスの調節に関与する転写因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、座高比が低い傾向にあると報告されています。 |
PTPRM | PTPRM遺伝子はチロシンホスファターゼファミリーの1つを産生する遺伝子であり、細胞分裂、増殖、分化、腫瘍形成、免疫応答などのさまざまな細胞内プロセスに関与することが知られています。この遺伝子がDD型DI型の場合、座高比が低い傾向にあると報告されています。 |
NFATC2 | NFATC2遺伝子はT細胞受容体(TCR)のシグナルに応答する転写因子を産生する遺伝子であり、免疫応答時の遺伝子発現制御に関与していると考えられています。この遺伝子がAG型GG型の場合、座高比が高い傾向にあると報告されています。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
肥満タイプ(男性向け)
項目概要
エネルギー代謝に関与する遺伝子を調べることで、肥満タイプの遺伝的要素を調べます。肥満タイプは、
①遺伝的要素が無いタイプ(アダム・イヴ型)
②遺伝的に炭水化物の代謝が苦手なタイプ(りんご型)
③遺伝的に脂質の代謝が苦手なタイプ(洋なし型)
④遺伝的に蛋白質の利用が苦手なタイプ(バナナ型)
の4つに分類されます。
肥満遺伝子は誰もが持っている遺伝子で、エネルギーの産生や利用などに関与しており現在約50種類以上が確認されています。そのうち日本人の健常者の約97%がADRB3遺伝子、UCP1遺伝子、ADRB2遺伝子のいずれかに変異があるという統計結果があります。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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UCP1 | UCP1遺伝子は褐色脂肪細胞における熱産生に関与しています。この遺伝子がAG型、GG型の方は体温が低下した場合、皮下脂肪を燃焼させる効率が悪く、油脂を摂り過ぎると太りやすい傾向を示します。 |
ADRB2 | ADRB2遺伝子はアドレナリンというホルモンの受容によって生じる脂肪の分解、燃焼に関与する遺伝子です。この遺伝子がAG型、GG型の方は特にたんぱく質をエネルギーとして早く消費してしまう傾向があり、筋肉がつきにくい傾向にあります。 |
ADRB3 | ADRB3遺伝子はノルアドレナリンというホルモンの受容によって生じる脂肪の分解、燃焼に関与している遺伝子です。この遺伝子がAG型、GG型の方は内臓脂肪が蓄積されやすく、ウエスト周りから太くなる傾向があります。 |
GeneLife Genesis2.0 / 体型・体格
肥満タイプ(女性向け)
項目概要
エネルギー代謝に関与する遺伝子を調べることで、肥満タイプの遺伝的要素を調べます。肥満タイプは、
①遺伝的要素が無いタイプ(アダム・イヴ型)
②遺伝的に炭水化物の代謝が苦手なタイプ(りんご型)
③遺伝的に脂質の代謝が苦手なタイプ(洋なし型)
④遺伝的に蛋白質の利用が苦手なタイプ(バナナ型)
の4つに分類されます。
肥満遺伝子は誰もが持っている遺伝子で、エネルギーの産生や利用などに関与しており現在約50種類以上が確認されています。そのうち日本人の健常者の約97%がADRB3遺伝子、UCP1遺伝子、ADRB2遺伝子のいずれかに変異があるという統計結果があります。
解析遺伝子情報
関連遺伝子 | 説明 |
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UCP1 | UCP1遺伝子は褐色脂肪細胞における熱産生に関与しています。この遺伝子がAG型、GG型の方は体温が低下した場合、皮下脂肪を燃焼させる効率が悪く、油脂を摂り過ぎると太りやすい傾向を示します。 |
ADRB2 | ADRB2遺伝子はアドレナリンというホルモンの受容によって生じる脂肪の分解、燃焼に関与する遺伝子です。この遺伝子がAG型、GG型の方は特にたんぱく質をエネルギーとして早く消費してしまう傾向があり、筋肉がつきにくい傾向にあります。 |
ADRB3 | ADRB3遺伝子はノルアドレナリンというホルモンの受容によって生じる脂肪の分解、燃焼に関与している遺伝子です。この遺伝子がAG型、GG型の方は内臓脂肪が蓄積されやすく、ウエスト周りから太くなる傾向があります。 |