Genesis2.0Plus遺伝子検査項目 - 体質_血液・免疫

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GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血液中のアディポネクチン濃度

項目概要

アディポネクチンは脂肪細胞が分泌するホルモンの一種です。脂肪を燃焼させることで肥満予防に効果があると言われており、他にも動脈硬化、糖尿病、高脂血症、高血圧の予防改善に効果があるとも言われています。そのさまざまな健康効果から「超善玉ホルモン」「長寿ホルモン」などと呼ばれることもあるようです。
男女比で見ると、男性よりも女性の方が血中濃度が高い傾向があります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ADIPOQADIPOQ遺伝子は脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンを産生する遺伝子です。アディポネクチンは血漿中を循環して、脂肪代謝やインスリンの感受性などに関与する働きがあります。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のアディポネクチン濃度が高い傾向にあると報告されています。
WDR11, FGFR2遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がAA型AG型の場合、血液中のアディポネクチン濃度が高い傾向にあると報告されています。
ZNF664ZNF664遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がGC型CC型の場合、血液中のアディポネクチン濃度が低い傾向にあると報告されています。
CDH13CDH13遺伝子は神経に分化中の軸索の成長の制御因子として作用するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中のアディポネクチン濃度が低い傾向にあると報告されています。
PEPDPEPD遺伝子はタンパク質を加水分解するペプチダーゼの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のアディポネクチン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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アレルギー体質

項目概要

さまざまな物質に対してアレルギー反応を示しやすい人がいる一方で、アレルギーを持たない人がいるなど、アレルギーの発症のしやすさには個人差があります。アレルギー反応を示しやすい人は「アレルギー体質」などと呼ばれることもしばしばです。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
IL18R1, IL1RL1遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはIL18R1遺伝子やIL1RL1遺伝子があります。この部位がTA型AA型の場合、アレルギー体質の遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。
LPP, BCL6LPP遺伝子は細胞-細胞接着および細胞運動に関与するタンパク質を産生する遺伝子であると考えられています。。この遺伝子がAA型AG型の場合、アレルギー体質の遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。
FAM114A1, MIR574, TLR10, TLR1, TLR6遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍には病原体の認識および自然免疫の活性化を担うTLR10, TLR1, TLR6などの遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、アレルギー体質の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。
IL2, ADAD1, KIAA1109, IL21遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはIL2, ADAD1, KIAA1109, IL21などの遺伝子があります。この部位がAA型AG型の場合、アレルギー体質の遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。
TSLP, SLC25A46, WDR36, CAMK4SLC25A46遺伝子はミトコンドリアの分裂を促進する役割を担うタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、アレルギー体質の遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。
HLA-DQB1, HLA-DQA1HLA-DQB1遺伝子は免疫応答において、自己と非自己を見分けるための目印となるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、アレルギー体質の遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。
MYC, PVT1PVT1遺伝子はがん遺伝子の候補として同定されたタンパク質を産生しないRNA遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、アレルギー体質の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。
LRRC32, C11orf30C11orf30遺伝子はDNA修復に関わるBRCA2遺伝子に結合し、その転写活性化ドメインを抑制するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、アレルギー体質の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。
STAT6STAT6遺伝子は免疫に関与するIL-4遺伝子の発現を活性化するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、アレルギー体質の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。
 

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ビリルビン値

項目概要

ビリルビンは、古くなった赤血球が分解された際にできる黄色い色素です。ビリルビンは肝臓で代謝され、胆汁として排出されます。ところが、なんらかの原因で肝臓や胆管の状態が悪化すると、ビリルビンの代謝や排出がうまくいかなくなり、血液中のビリルビン濃度(ビリルビン値)が上がります。そのため、ビリルビン値は肝臓や胆管の状態を知るための指標として利用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
UGT1A1UGT1A1遺伝子はビリルビンなどの親油性分子を水溶性の排出可能な代謝物に変換する酵素タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、ビリルビン値が高い傾向にあると報告されています。
SLCO1B3, LST3SLCO1B3遺伝子はビリルビンなどの輸送関与する有機アニオン輸送体を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、ビリルビン値が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のカルシウムイオン濃度

項目概要

カルシウムはリン酸カルシウムとして骨や歯の形成に関わる重要なミネラルです。
体内に存在するカルシウムのうち、99%が骨や歯に存在しています。血液中のカルシウム濃度が減少すると、骨からカルシウムが溶け出し、血液中のカルシウムイオン濃度が一定に保たれるようになっていますが、この濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CASRCASR遺伝子は循環カルシウム濃度に反応し、その濃度を調整するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中のカルシウムイオン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のC反応性タンパク濃度

項目概要

C反応性タンパク質は血液中に存在する物質であり、炎症反応に応じて濃度が大きく上昇することが知られています。そのため、血液中のC反応性タンパク濃度を測定することで、身体のどこかで炎症反応が起きているかどうかを調べることができます。健康診断の項目で、CRPという表記で記載されていることが多いようです。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CRPCRP遺伝子は病原体やダメージを受けた細胞を認識するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のC反応性タンパク濃度が高い傾向にあると報告されています。
IL6IL6遺伝子はインターロイキン6というサイトカインを産生する遺伝子であり、炎症反応やB細胞の成熟に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のC反応性タンパク濃度が高い傾向にあると報告されています。
HNF1AHNF1A遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、肝臓に特異的な遺伝子の発現を制御していることが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のC反応性タンパク濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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好酸球数

項目概要

好酸球は白血球の一種である顆粒球の1つです。白血球の0.5~13%を占めます。主にアレルギー反応の制御を行ない、花粉症の症状を引き起こすヒスタミンを不活性化します。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GATA2GATA2遺伝子はジンクフィンガーに属する転写因子を産生する遺伝子であり、造血細胞や内分泌細胞の成長や増殖に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、好酸球数が多い傾向にあると報告されています。
HLA-DRB1, HLA-DQB1HLA-DRB1遺伝子やHLA-DQB1遺伝子は免疫応答において、自己と非自己を見分けるための目印となるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、好酸球数が多い傾向にあると報告されています。
HBS1LHBS1L遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、好酸球数が多い傾向にあると報告されています。
 

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空腹時血漿グルコース濃度

項目概要

空腹時血漿グルコース濃度とは、血中に含まれるブドウ糖(血糖)の量のことです。食後は一時的に血糖値が上昇してしまうことがあるため、食後ある程度の時間を置いて、空腹時に測定する必要があります。この値が基準より高いと糖尿病が疑われます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SIX2, SIX3SIX2遺伝子は四肢や眼の発達に、SIX3遺伝子は眼の発達に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、空腹時血漿グルコース濃度が高い傾向にあると報告されています。
G6PC2, ABCC11G6PC2遺伝子はグルコース6リン酸をグルコースに加水分解する酵素を産生する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がTC型CC型の場合、空腹時血漿グルコース濃度が高い傾向にあると報告されています。
CDKAL1CDKAL1遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかしこの遺伝子がTC型CC型の場合、空腹時血漿グルコース濃度が高い傾向にあると報告されています。
GCKGCK遺伝子はグルコース代謝経路においてグルコースをリン酸化し、グルコース6リン酸を生成する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、空腹時血漿グルコース濃度が高い傾向にあると報告されています。
SLC30A8SLC30A8遺伝子は亜鉛輸送体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、空腹時血漿グルコース濃度が高い傾向にあると報告されています。
CDKN2A, CDKN2B遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍には細胞周期の調節に関わるCDKN2A, CDKN2Bなどの遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、空腹時血漿グルコース濃度が高い傾向にあると報告されています。
MTNR1BMTNR1B遺伝子は脳内の松果体から分泌されるホルモンであるメラトニンの受容体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、空腹時血漿グルコース濃度が高い傾向にあると報告されています。
FOXA2FOXA2遺伝子は肝臓特異的遺伝子の活動を活性化する転写因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、空腹時血漿グルコース濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のフィブリノーゲン濃度

項目概要

フィブリノーゲンは、血液が凝固する際に必要となるフィブリンの原材料となるタンパク質です。感染などの炎症時に迅速に反応し、身体の防御反応に関与しています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
LEPRLEPR遺伝子はレプチンというホルモンの受容体を産生する遺伝子であり、脂肪の燃焼に関与すると考えられています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
IL6RIL6R遺伝子はインターロイキン6の受容体を産生する遺伝子であり、細胞増殖および分化を調節し、免疫応答に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
NLRP3NLRP3遺伝子はインフラマソームと呼ばれる炎症性タンパク質複合体の構成成分の1つを産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
IL1F10IL1F10遺伝子はインターロイキン1ファミリーに属するサイトカインの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が高い傾向にあると報告されています。
CPS1CPS1遺伝子はアンモニアや炭酸水素塩からのカルバモイルリン酸を合成する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
FARP2FARP2遺伝子は破骨細胞の分化において機能するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が高い傾向にあると報告されています。
PCCBPCCB遺伝子はプロピオニル-CoAカルボキシラーゼのサブユニットを産生する遺伝子です。この遺伝子がTA型AA型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
HGFAC, LRPAP1HGFAC遺伝子は肝細胞増殖因子を活性化するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が高い傾向にあると報告されています。
FGBFGB遺伝子はフィブリノーゲンの成分の一つを産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が高い傾向にあると報告されています。
IRF1IRF1遺伝子はインターフェロン制御因子の一種を産生する遺伝子であり、インターフェロンの転写を活性化することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
PLECPLEC遺伝子は細胞骨格間を結ぶ仲介因子を産生する遺伝子であり、細胞や組織の物理的な強度に寄与していると考えられています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が高い傾向にあると報告されています。
JMJD1CJMJD1C遺伝子はヒストンの脱メチル化酵素を産生する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
TTC17TTC17遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTG型GG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
DIP2BDIP2B遺伝子はDNAメチル化に関与することが示唆されているタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が高い傾向にあると報告されています。
SH2B3SH2B3遺伝子はサイトカインのシグナル伝達の抑制因子を産生する遺伝子であり、造血過程で重要な役割を果たしていると考えられています。この遺伝子がGC型CC型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
SPPL2ASPPL2A遺伝子はGXGDファミリーに属するアスパラギン酸プロテアーゼを産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
CHD9CHD9遺伝子はクロモドメインタンパク質の一種を産生する遺伝子であり、クロマチンに結合して転写の制御に関わる事が知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が高い傾向にあると報告されています。
CD300LFCD300LF遺伝子は免疫応答に関与する糖タンパクの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のフィブリノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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男性の血液中の卵胞刺激ホルモン濃度

項目概要

性腺刺激ホルモンには、黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンの2種類があります。男性では、黄体化ホルモンは男性ホルモンであるテストステロンの産生に、卵胞刺激ホルモンは精子の成熟に関わることが知られています。
ちなみに卵胞刺激ホルモンという名前から女性のホルモンのように聞こえますが、実際には男性の身体の中でも機能しているホルモンです。
 

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CYP19A1CYP19A1遺伝子は薬物代謝およびコレステロール、ステロイドや他の脂質の合成に関与する多くの反応を触媒する酵素を産生する遺伝子の一つです。この遺伝子がAA型AG型の場合、男性の血液中の卵胞刺激ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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善玉コレステロール値

項目概要

血液中のコレステロールは、タンパク質と結合しリポタンパク複合体を形成しています。
HDL(高比重リポタンパク)に運ばれているコレステロールは「善玉コレステロール」と呼ばれており、血管にへばりついたコレステロールを剥がし、肝臓へ向かって運送しています。血管にへばり付いたコレステロールが増えると動脈硬化を促進するため、善玉コレステロールが増えると動脈硬化の予防に良い影響があると考えられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
LPLLPL遺伝子は心臓や筋肉、脂肪組織で脂肪分解酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
ABCA1ABCA1遺伝子はABCトランスポーターの一種を産生する遺伝子であり、コレステロールの輸送に関与しています。この遺伝子がAA型AG型の場合、善玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。
APOA1APOA1遺伝子はリポタンパク質の一種を産生する遺伝子であり、コレステロールの輸送に関与しています。この遺伝子がAG型GG型の場合、善玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。
C12orf51C12orf51(HECTD4)遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、善玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。
LIPCLIPC遺伝子は中性脂肪を分解するリパーゼの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
CETPCETP遺伝子はコレステリルエステルをリポタンパク質間で転移させる機能を持つタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
LCATLCAT遺伝子はレシチン・コレステロールアシル基転移酵素を産生する遺伝子であり、細胞外でのコレステロールの輸送に必要なエステル化を行う機能を持つことが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
LIPGLIPG遺伝子は脂肪を分解するリパーゼの一種を産生する遺伝子であり、血液中の善玉コレステロール量の調整に関与していると考えられています。この遺伝子がTA型AA型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のホモシステイン濃度

項目概要

ホモシステインとは、必須アミノ酸であるメチオニンが代謝される中で産生される中間代謝物であり、アミノ酸のシステインやメチオニンとよく似た構造を持つ物質のことです。血液中のホモシステイン濃度が上昇すると、血管内部が傷つきやすくなったり、血管が狭くなったりして、血流障害や冠動脈疾患を引き起こす遠因になることが知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
MTHFRMTHFR遺伝子はメチレンテトラヒドロ葉酸を還元してメチルテトラヒドロ葉酸に変換する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のホモシステイン濃度が高い傾向にあると報告されています。
MTRMTR遺伝子は5メチルテトラヒドロ葉酸塩 - ホモシステインメチルトランスフェラーゼという酵素を産生する遺伝子であり、メチオニンの生合成の最終段階に関与していることが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中のホモシステイン濃度が低い傾向にあると報告されています。
MUTMUT遺伝子はメチルマロニルCoAからスクシニル-CoAへと変換する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のホモシステイン濃度が高い傾向にあると報告されています。
NOX4NOX4遺伝子はNADPH酸化酵素複合体の一部を産生する遺伝子であり、酸素を活性酸素に変換する機能を持っています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のホモシステイン濃度が低い傾向にあると報告されています。
DPEP1DPEP1遺伝子はペプチドの分解酵素を産生する遺伝子であり、ロイコトリエンという生理活性物質をD4からE4へ変換する機能を持つことが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のホモシステイン濃度が高い傾向にあると報告されています。
CBSCBS遺伝子はシスタチオニン合成酵素を産生する遺伝子であり、硫黄元素の輸送に関わることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のホモシステイン濃度が低い傾向にあると報告されています。
CPS1CPS1遺伝子はアンモニアや炭酸水素塩からのカルバモイルリン酸を合成する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、血液中のホモシステイン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のIgE濃度

項目概要

IgEとはイムノグロブリンEの略称で、アレルギー反応に関与する抗体たんぱく質(免疫グロブリン)の1つです。
通常時は免疫グロブリンの中では最も量が少ないものですが、免疫反応に関わる細胞の表面に結合しており、アレルギーの原因物質(アレルゲン)が体内に侵入するのを待ち構えています。
そして、アレルゲンが体内に侵入するとアレルギーの誘発物質であるヒスタミンの放出を促進し、花粉症やアレルギー性鼻炎、喘息やアトピーなどを引き起こします。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ANXA3ANXA3遺伝子はシグナル伝達経路において細胞増殖の調節の役割を担うタンパク質を産生する遺伝子の一つです。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のIgE濃度が高い傾向にあると報告されています。
HLA-CHLA-C遺伝子は免疫応答において、自己と非自己を見分けるための目印となるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCG型GG型の場合、血液中のIgE濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のIgG濃度

項目概要

IgGとはイムノグロブリンGの略称で、免疫反応に関与する抗体たんぱく質(免疫グロブリン)の1つです。イムノグロブリンの中で血液中に最も多く含まれています。
IgGが関わる免疫反応のプロセスは数時間から数日間と緩やかであるため、このタイプの反応は「遅延型」と呼ばれています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
TNFSF13TNFSF13遺伝子はB細胞の発生に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のIgG濃度が低い傾向にあると報告されています。
TNFRSF13BTNFRSF13B遺伝子は体液性免疫に機能するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCG型GG型の場合、血液中のIgG濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のIgM濃度

項目概要

IgMとはイムノグロブリンMの略称で、抗体産生細胞であるB細胞から産み出される抗体の一種です。身体に侵入した外敵に対して最初に攻撃を始める抗体であることから、感染初期の免疫応答に重要な抗体だと考えられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
TNFSF13TNFSF13遺伝子はB細胞の発生に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のIgM濃度が低い傾向にあると報告されています。
TNFRSF13BTNFRSF13B遺伝子は体液性免疫に機能するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCG型GG型の場合、血液中のIgM濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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悪玉コレステロール値

項目概要

血液中のコレステロールは、タンパク質と結合しリポタンパク複合体を形成しています。
LDL(低比重リポタンパク)に運ばれているコレステロールは「悪玉コレステロール」と呼ばれており、肝臓から体中にコレステロールを運搬しています。悪玉コレステロールが増えると体中に運ばれるコレステロールが増えて動脈硬化を促進すると考えており、動脈硬化に悪い影響があると考えられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PCSK9PCSK9遺伝子はセリンプロテアーゼの一種を産生する遺伝子であり、LDL受容体を減らし、血漿中のLDLの量を増やす働きがあることが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、悪玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
CELSR2, PSRC1, SORT1遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍には細胞分裂時の微小管の脱重合に関わるPSRC1遺伝子があります。この部位がAG型GG型の場合、悪玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。
APOBAPOB遺伝子はリポタンパク質の一種を産生する遺伝子であり、コレステロールの輸送に関与しています。この遺伝子がAA型AG型の場合、悪玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
HMGCRHMGCR遺伝子はヒドロキシメチルグルタリルCoA還元酵素を産生する遺伝子であり、コレステロールの生合成に関与することが知られています。この遺伝子がTA型AA型の場合、悪玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。
TIMD4TIMD4遺伝子はアポトーシス(細胞自身によって計画された細胞死)に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、悪玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。
HLA-CHLA-C遺伝子は免疫応答において、自己と非自己を見分けるための目印となるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、悪玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
SURF6, ABOABO遺伝子は糖転移酵素を産生する遺伝子であり、血液型(A,B,AB,O)の決定に重要な機能を持つことが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、悪玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
FADS1FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がTT型TC型の場合、悪玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。
HPRHPR遺伝子はハプトグロビン関連タンパク質を産生する遺伝子であり、ヘモグロビンやハプログロビンと結合することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、悪玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
LDLRLDLR遺伝子は血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)と結合し、細胞に取り込むタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、悪玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。
APOEAPOE遺伝子はアポリポプロテインEを産生する遺伝子であり、コレステロールの運搬に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、悪玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。
 

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肝臓酵素レベル(ALT)

項目概要

アラニントランスアミナーゼ(ALT)は肝臓にある酵素の一種で、糖新生やアミノ酸の代謝などに関与しています。
ALTは肝臓になんらかの障害が発生すると血液中に漏れ出てくることが知られているため、血液中のALT濃度は肝臓の状態を評価する指標として、健康診断などで用いられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
HSD17B13HSD17B13遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AG型の場合、肝臓酵素レベル(ALT)が高い傾向にあると報告されています。
CPN1CPN1遺伝子はC末端側からタンパク質を分解するメタロプロテアーゼの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TA型の場合、肝臓酵素レベル(ALT)が高い傾向にあると報告されています。
PNPLA3PNPLA3遺伝子はトリアシルグリセロール分解酵素を産生する遺伝子であり、エネルギーの使用と貯蔵のバランスに関与していると考えられています。この遺伝子がCG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(ALT)が高い傾向にあると報告されています。
 

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肝臓酵素レベル(ALP)

項目概要

アルカリフォスファターゼ(ALP)は肝臓を含むさまざまな部位に存在している酵素で、リン酸化合物の代謝に関与しています。
肝障害により胆汁うっ滞が起きると、胆汁中のALPが血液中に漏れ出て、血液中のALP濃度が上昇することが知られています。そのため血液中のALP濃度は、肝臓および胆汁の流れの状態を評価する指標として健康診断などで用いられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
NBPF3NBPF3遺伝子は遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
ABCB11ABCB11遺伝子はABCトランスポーターの一種を産生する遺伝子であり、様々な物質(胆汁酸や環状ヌクレオチドなど)の細胞内外への輸送に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
ALDH5A1ALDH5A1遺伝子はエネルギー代謝や神経伝達物質の代謝に重要なアルデヒド脱水素酵素ファミリーの1つを産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
PPP1R3BPPP1R3B遺伝子はセリンスレオニン脱リン酸化酵素の触媒サブユニットを産生する遺伝子で、肝臓や骨筋肉組織でグリコーゲン合成の制御に関与していると考えられています。この遺伝子がTA型AA型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
ALDOBALDOB遺伝子はクエン酸回路や果糖(フルクトース)の代謝に重要な酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
ABOABO遺伝子は糖転移酵素を産生する遺伝子であり、血液型(ABO式)の決定に重要な機能を持つことが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
JMJD1C, NRBF2JMJD1C遺伝子はヒストンの脱メチル化酵素を産生する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がAG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
FADS1FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がAA型AG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
ST3GAL4ST3GAL4遺伝子は糖転移酵素タンパク質のひとつを産生する遺伝子で、ゴルジ体でタンパク質の分解や分泌に関与すると考えられています。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
HPHP遺伝子はハプトグロビンを産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
ASGR1ASGR1遺伝子アシアロ糖タンパク受容体の一部を産生する遺伝子であり、血清中の糖タンパク質の恒常性に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
FUT2FUT2遺伝子はフコシル基転移酵素の一種を産生する遺伝子であり、この遺伝子はABO式血液型の判定に使われる抗原が唾液中などにも分泌するタイプか否かの決定にも関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
ABHD12ABHD12遺伝子は神経伝達物質の一種を分解する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。
 

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肝臓酵素レベル(γGTP)

項目概要

γグルタミルトランスフェラーゼ(γGTPあるいはGGT)は肝臓を含むさまざまな部位に存在している酵素です。
肝障害により胆汁うっ滞が起きると、胆汁中のγGTPが血液中に漏れ出て、血液中のγGTP濃度が上昇することが知られています。そのため、血液中のγGTP濃度は肝臓および胆汁の流れの状態を評価する指標として、健康診断などで用いられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
EPHA2EPHA2遺伝子はエフリン(EPH)と呼ばれるタンパク質を受け取る受容体を産生する遺伝子であり、特に神経系の発達に関与することが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
KYAT1/CCBL2遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはKYAT1やCCBL2などの遺伝子があります。この部位がAA型AC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
DENND2DDENND2D遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかしこの遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
EFNA1EFNA1遺伝子はエフリン(EPH)と呼ばれるタンパク質の一種を産生する遺伝子であり、特に神経系や赤血球の生成に関与していることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
GCKR, C2orf16GCKR遺伝子はグルコキナーゼ制御因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
STAT4STAT4遺伝子はヘルパーT細胞の分化を制御するために必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
EFHD1EFHD1遺伝子はカルシウムイオンに結合するタンパク質の1つを産生する遺伝子で、細胞分裂、神経におけるシナプス伝達、細胞骨格の再構成、ミトコンドリアの活性化といったさまざまな細胞内プロセスに関与していると考えられています。この遺伝子がTT型TG型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
SLC2A2SLC2A2遺伝子は双方向性のブドウ糖輸送に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
ZNF827ZNF827遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTC型CC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
CDH6CDH6遺伝子は細胞接着に重要な働きをしているカドヘリンタンパク質の一種を産生する遺伝子であり、細胞分化と形態形成に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
ITGA1ITGA1遺伝子はインテグリン受容体のα1サブユニットを産生する遺伝子で、細胞間接着や炎症反応、組織内の線維形成に関与すると考えられています。この遺伝子がTC型CC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
MLIPMLIP遺伝子は核内マトリックスタンパク質のLMNAと相互作用するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
MLXIPLMLXIPL遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、トリグリセリド合成遺伝子の発現を制御することが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
DLG5DLG5遺伝子は細胞膜に結合するグアニル酸のリン酸化酵素のひとつを産生する遺伝子で、細胞間の接着や細胞骨格の維持に関与します。この遺伝子がAA型AT型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
HNF1AHNF1A遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、肝臓に特異的な遺伝子の発現を制御していることが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
EXOC3L4/C14orf73C14orf73遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTC型CC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
RORARORA遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、 ROR response elements (RORE)という配列を転写制御領域に持つ遺伝子群の発現を促進させます。この遺伝子がAA型AC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
CD276CD276遺伝子はT細胞を介する免疫応答の調節に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
DYNLRB2DYNLRB2遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
FLJ37644, SOX9SOX9遺伝子は軟骨細胞の分化時に作用するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
ATP8B1ATP8B1遺伝子はATP分解酵素の一種を産生する遺伝子であり、リン脂質を移動させることで細胞膜を維持する機能があることが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
NEDD4LNEDD4L遺伝子はE3ユビキチンリガーゼの一種を産生する遺伝子であり、ナトリウムチャネルのENaCの制御を介してナトリウムの輸送に関与していることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
FUT2FUT2遺伝子はフコシル基転移酵素の一種を産生する遺伝子であり、この遺伝子はABO式血液型の判定に使われる抗原が唾液中などにも分泌するタイプか否かの決定にも関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
MICAL3MICAL3遺伝子はモノオキシゲナーゼを産生する遺伝子であり、細胞内骨格タンパク質のアクチンの脱重合に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
GSTT1GSTT1遺伝子はグルタチオン-S-トランスフェラーゼの一種を産生する遺伝子であり、体内に取り込まれたさまざまな物質の解毒に関わることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(γGTP)が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のマグネシウム濃度

項目概要

マグネシウムはリン酸マグネシウムとして骨や歯の形成に関わったり、さまざまな酵素反応やエネルギー産生に寄与することが知られている重要なミネラルです。
体内に存在するマグネシウムのうち、50~60%が骨に存在すると考えられています。ところが、血液中でのマグネシウムイオン濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
MUC1MUC1遺伝子は粘膜の構成成分の1つであるムチンタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
MDS1MDS1(MECOM)遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、造血、アポトーシス(細胞自身によって計画された細胞死)、発生、細胞分化や増殖などに関与すると考えられています。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
SHROOM3SHROOM3遺伝子は細胞の形を制御するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
TRPM6TRPM6遺伝子はマグネシウム吸収に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
DCDC5遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
ATP2B1ATP2B1遺伝子は細胞内でのカルシウム濃度の調節に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のマグネシウム濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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平均赤血球ヘモグロビン量

項目概要

赤血球には酸素を運ぶ役目がありますが、その酸素を運搬するために利用しているのがヘモグロビンという物質です。赤血球に含まれるヘモグロビンの量には個人差があることが知られています。その個人差を生み出す要因に関する研究が行われ、遺伝的な影響があることが報告されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PTPRCPTPRC遺伝子はチロシンホスファターゼ(PTP)ファミリーの1つを産生する遺伝子であり、細胞分裂、増殖、分化、腫瘍形成、免疫応答などのさまざまな細胞内プロセスに関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が多い傾向にあると報告されています。
THRBTHRB遺伝子は甲状腺ホルモン受容体タンパク質の一つを産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が少ない傾向にあると報告されています。
TFRCTFRC遺伝子は細胞への鉄イオンの取り込みに必要なタンパク質を産生する遺伝子であり、赤血球の新生に必要であることが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が少ない傾向にあると報告されています。
PDGFRA, HK1遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはPDGFRA遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が多い傾向にあると報告されています。
BYSL, USP49, CCND3, MED20CCND3遺伝子は細胞周期に関わるサイクリンタンパク質を産生する遺伝子の1つです。この遺伝子がTT型TC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が少ない傾向にあると報告されています。
C6orf182, CD164遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはC6orf182やCD164などの遺伝子があります。この部位がAG型GG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が多い傾向にあると報告されています。
HBS1L, MYB遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはHBS1Lや血球新生の調節に重要な役割をするMYB遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が多い傾向にあると報告されています。
CITED2CITED2遺伝子は低酸素誘導因子であるHIF1Aの働きを阻害するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTG型GG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が少ない傾向にあると報告されています。
RCL1RCL1遺伝子はリボソームRNAの生成に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が少ない傾向にあると報告されています。
MARCH8MARCH8遺伝子は膜結合型ユビキチン付加酵素を産生する遺伝子であり、細胞内シグナリングや小胞体輸送に関与します。この遺伝子がTT型TC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が多い傾向にあると報告されています。
NCOA4NCOA4遺伝子はアンドロゲン受容体の働きを補助する転写補助因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が多い傾向にあると報告されています。
DENND4ADENND4A遺伝子はがん遺伝子として有名なc-myc遺伝子の転写調節領域に結合するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が多い傾向にあると報告されています。
HBA1HBA1遺伝子はαグロビンの一部を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が少ない傾向にあると報告されています。
TMPRSS6TMPRSS6遺伝子はタンパク質分解酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が多い傾向にあると報告されています。
TYMPTYMP遺伝子は血管形成に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン量が少ない傾向にあると報告されています。
 

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平均赤血球ヘモグロビン濃度

項目概要

平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)は、健康診断や血液検査の際に測定される値であり、主に貧血状態を調べるのに利用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
TMEM79TMEM79遺伝子は皮膚バリアに関連するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン濃度が低い傾向にあると報告されています。
SLC12A7SLC12A7遺伝子は塩化カリウムの輸送に関わるタンパク質の1つを産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン濃度が低い傾向にあると報告されています。
HBS1L, MYB遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはHBS1L遺伝子や血球新生の調節に重要な役割をするMYB遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン濃度が高い傾向にあると報告されています。
ABOABO遺伝子は糖転移酵素を産生する遺伝子であり、血液型(ABO式)の決定に重要な機能を持つことが知られています。この遺伝子がAA型AC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン濃度が高い傾向にあると報告されています。
ALDH2ALDH2遺伝子はアルコール代謝の中間産物であるアセトアルデヒドを分解し、無毒化するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン濃度が低い傾向にあると報告されています。
CDT1CDT1遺伝子はDNA複製複合体の前駆体形成に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、平均赤血球ヘモグロビン濃度が高い傾向にあると報告されています。
TMPRSS6TMPRSS6遺伝子はタンパク質分解酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、平均赤血球ヘモグロビン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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平均赤血球容積

項目概要

血液中で酸素を運搬する役目を担っているのが赤血球です。赤血球の大きさは8ミクロンほどで、1秒間に240万個もの赤血球細胞が生み出されています。その後全身を循環しながら100~120日程度でその一生を終え、新しい赤血球細胞に置き換えられます。
赤血球の平均容積は、鉄欠乏状態を判断する上でよく利用される指標の1つとして知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
TRIM58TRIM58遺伝子は末期の赤血球生成を制御するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、平均赤血球容積が小さい傾向にあると報告されています。
THRBTHRB遺伝子は甲状腺ホルモン受容体タンパク質の一つを産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均赤血球容積が小さい傾向にあると報告されています。
TFRCTFRC遺伝子は細胞への鉄イオンの取り込みに必要なタンパク質を産生する遺伝子であり、赤血球の新生に必要であることが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、平均赤血球容積が小さい傾向にあると報告されています。
PDGFRA, HK1遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはPDGFRA遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、平均赤血球容積が大きい傾向にあると報告されています。
BYSL, USP49, CCND3, MED20CCND3遺伝子は細胞周期に関わるサイクリンタンパク質を産生する遺伝子の1つです。この遺伝子がTT型TC型の場合、平均赤血球容積が小さい傾向にあると報告されています。
C6orf182, CD164遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはC6orf182やCD164などの遺伝子があります。この部位がAG型GG型の場合、平均赤血球容積が大きい傾向にあると報告されています。
HBS1L, MYB遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはHBS1Lや血球新生の調節に重要な役割をするMYB遺伝子があることが知られています。この部位がTT型TC型の場合、平均赤血球容積が大きい傾向にあると報告されています。
CITED2CITED2遺伝子は低酸素誘導因子であるHIF1Aの働きを阻害するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTG型GG型の場合、平均赤血球容積が小さい傾向にあると報告されています。
XPO7XPO7遺伝子はタンパク質やRNAを核内から核外への輸送に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、平均赤血球容積が大きい傾向にあると報告されています。
RCL1RCL1遺伝子はリボソームRNAの生成に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、平均赤血球容積が小さい傾向にあると報告されています。
MARCH8MARCH8遺伝子は膜結合型ユビキチン付加酵素を産生する遺伝子であり、細胞内シグナリングや小胞体輸送に関与します。この遺伝子がTT型TC型の場合、平均赤血球容積が大きい傾向にあると報告されています。
TIMM23TIMM23遺伝子はミトコンドリアへのタンパク質輸送に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均赤血球容積が大きい傾向にあると報告されています。
RBM38RBM38遺伝子は細胞周期の制御に関わるCDKN1AのmRNAに結合するタンパク質を産生する遺伝子であり、mRNAの安定化に関与していると考えられています。この遺伝子がAG型GG型の場合、平均赤血球容積が小さい傾向にあると報告されています。
UBE2L3UBE2L3遺伝子はタンパク質を修飾するユビキチンタンパク質を産生する遺伝子で、シグナル伝達やタンパク質分解など様々な生命現象を制御することで知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均赤血球容積が小さい傾向にあると報告されています。
TMPRSS6TMPRSS6遺伝子はタンパク質分解酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、平均赤血球容積が大きい傾向にあると報告されています。
 

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平均血小板容積

項目概要

血管は酸素や栄養素を全身にくまなく運搬するための輸送路です。この血管に損傷が起きると生命の危機に関わるため、損傷部位を早急に修復する必要があります。その修復作業を担っているのが血小板です。血小板は損傷部位に素早く凝集し、血栓を形成することで血管の損傷を塞ぎます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
DNM3DNM3遺伝子はGTP結合タンパク質の一種を産生する遺伝子であり、小胞輸送に関与することが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
TMCC2TMCC2遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTC型CC型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
EHD3EHD3遺伝子はエンドソームの輸送に関わるタンパク質の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAT型TT型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
ARHGEF3ARHGEF3遺伝子はRhoタイプGTP加水分解酵素の活性化因子の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
PIK3CGPIK3CG遺伝子はイノシトール脂質をリン酸化する酵素を産生する遺伝子であり、免疫応答に関与することが知られています。この遺伝子がCG型GG型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
JMJD1CJMJD1C遺伝子はヒストンの脱メチル化酵素を産生する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がAA型AG型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
VWFVWF遺伝子は止血に関与する糖タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
COPZ1COPZ1遺伝子はオートファジーと呼ばれる自食作用や細胞内タンパク質輸送に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
WDR66WDR66遺伝子はタンパク質の複合体形成に機能するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
EXOC3L4/C14orf73C14orf73遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
CD226CD226遺伝子は血小板などが血管の内壁にへばり付くのに重要な糖タンパクの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、平均血小板容積が大きい傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

単球数

項目概要

単球は免疫システムを担う白血球細胞の一種で、全白血球のうち3~8%を占める細胞です。単球のうちのおよそ半分は脾臓という臓器におり、傷を負ったり炎症を起こした部位ができると、おおよそ8-12時間以内にその部位に集まります。そして身体に侵入した外敵や異物を消化したり、別の種類の細胞であるマクロファージや樹状細胞に分化するなどして、外敵を排除します。
単球の細胞数には個人差があることが知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ITGA4ITGA4遺伝子は細胞接着分子であるインテグリンのα鎖を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、単球数が多い傾向にあると報告されています。
HLA-CwHLA-Cw遺伝子は免疫応答において、自己と非自己を見分けるための目印となるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCG型GG型の場合、単球数が多い傾向にあると報告されています。
GSDMC/MLZEGSDMC/MLZE遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかしこの遺伝子がCC型CG型の場合、単球数が多い傾向にあると報告されています。
STXBP6STXBP6遺伝子は細胞内小胞輸送や細胞内分泌に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、単球数が多い傾向にあると報告されています。
 

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好中球数

項目概要

好中球は免疫システムを担う白血球細胞の一種で、全身を循環している白血球細胞の60~70%を占めます。好中球は数が多い上に、アメーバのように動き回ることができるため、炎症が発生した部位に数分以内に集まることができます。細胞の寿命は短いものの高い殺菌力を持つことから、初期の免疫応答に重要な役割を持つと考えられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CDK6CDK6遺伝子細胞周期の制御に重要な役割を持つリン酸化酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、好中球数が多い傾向にあると報告されています。
CSF3CSF3遺伝子は顆粒球の産生や分化、機能を制御するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、好中球数が多い傾向にあると報告されています。
PLCB4PLCB4遺伝子はリン脂質加水分解酵素であるホスホリパーゼCベータ4を産生する遺伝子で、リン脂質をジアシルグリセロールとイノシトール1,4,5-三リン酸エステルに加水分解します。この遺伝子がTC型CC型の場合、好中球数が少ない傾向にあると報告されています。
 

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血液中の非アルブミンタンパク質濃度

項目概要

血漿(血液から血球を取り除いた部分)のうちの約60%を占めるタンパク質がアルブミンです。それ以外のタンパク質成分のことを非アルブミンタンパク質と言い、グロブリンという抗体成分がその大部分を占めています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ANXA3ANXA3遺伝子はシグナル伝達経路において細胞増殖の調節の役割を担うタンパク質を産生する遺伝子の一つです。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中の非アルブミンタンパク質濃度が高い傾向にあると報告されています。
TNFSF13TNFSF13遺伝子はB細胞の発生に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の非アルブミンタンパク質濃度が高い傾向にあると報告されています。
TNFRSF13BTNFRSF13B遺伝子は体液性免疫に機能するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCG型GG型の場合、血液中の非アルブミンタンパク質濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のリン濃度

項目概要

リンは体の中の至るところに存在するミネラルで、カルシウムと結合することで骨の主成分として利用されたり、リン脂質として細胞膜の主成分として利用されています。また、生物の遺伝情報を記録しているDNAや、エネルギーの運搬役であるATPにもリンは含まれています。ところが、血液中でのリン濃度には個人差があることが分かっています。
この項目では血液中のリン濃度について遺伝的な傾向がわかります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
NBPF3, ALPL遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはNBPF3やALPLなどの遺伝子があります。この部位がAA型AG型の場合、血液中のリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
CSTACSTA遺伝子はシスタチンという内因性プロテアーゼ阻害タンパク質の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
IP6K3IP6K3はイノシトールリン酸化酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
PDE7BPDE7B遺伝子は細胞内シグナル伝達物質であるcAMPの代謝に関わる酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
C12orf4(FGF6)C12orf4遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AT型の場合、血液中のリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のアドレン酸濃度

項目概要

脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。一般的に、飽和脂肪酸は融点が高いため常温で固まりやすく、不飽和脂肪酸は融点が低いため常温でかたまりにくい傾向があります。
 

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
FADS1FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のアドレン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のアラキドン酸濃度

項目概要

脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。一般的に、飽和脂肪酸は融点が高いため常温で固まりやすく、不飽和脂肪酸は融点が低いため常温でかたまりにくい傾向があります。
アラキドン酸はオメガ6(ω-6)呼ばれる不飽和脂肪酸の1つです。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
FADS2FADS2遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中のアラキドン酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のジホモ-γ-リノレン酸濃度

項目概要

脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。一般的に、飽和脂肪酸は融点が高いため常温で固まりやすく、不飽和脂肪酸は融点が低いため常温でかたまりにくい傾向があります。
ジホモ-γ-リノレン酸はオメガ6(ω-6)呼ばれる不飽和脂肪酸の1つです。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
FADS1FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がGG型GC型の場合、血液中のジホモ-γ-リノレン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のγ-リノレン酸濃度

項目概要

脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。一般的に、飽和脂肪酸は融点が高いため常温で固まりやすく、不飽和脂肪酸は融点が低いため常温でかたまりにくい傾向があります。
γリノレン酸はオメガ6(ω-6)と呼ばれる不飽和脂肪酸の1つです。よく似たものにαリノレン酸がありますが、こちらは分類上オメガ3(ω-3)に分類されています。
 

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
FADS1FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のγ-リノレン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のリノール酸濃度

項目概要

脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。一般的に、飽和脂肪酸は融点が高いため常温で固まりやすく、不飽和脂肪酸は融点が低いため常温でかたまりにくい傾向があります。
リノール酸はオメガ6(ω-6)呼ばれる不飽和脂肪酸の1つです。
 

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
FADS1FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のリノール酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血小板数

項目概要

血管は酸素や栄養素を全身にくまなく運搬するための輸送路です。この血管に損傷が起きると生命の危機に関わるため、損傷部位を早急に修復する必要があります。その修復作業を担っているのが血小板です。血小板は損傷部位に素早く凝集し、血栓を形成することで血管の損傷を塞ぎます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
THPO, CHRDTHPO遺伝子は巨核球の増殖や成熟などに機能するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血小板数が多い傾向にあると報告されています。
BAK1BAK1遺伝子はアポトーシス(細胞自身によって計画された細胞死)を制御するタンパク質の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、血小板数が多い傾向にあると報告されています。
HBS1L, MYB遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはHBS1L遺伝子や血球新生の調節に重要な役割をするMYB遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、血小板数が多い傾向にあると報告されています。
RCL1RCL1遺伝子はリボソームRNAの生成に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血小板数が少ない傾向にあると報告されています。
SH2B3SH2B3遺伝子はサイトカインのシグナル伝達の抑制因子を産生する遺伝子であり、造血過程で重要な役割を果たしていると考えられています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血小板数が少ない傾向にあると報告されています。
GP1BAGP1BA遺伝子はVWFという物質の受容体を産生する遺伝子であり、傷ついた血管内壁に血小板が接着するのを助ける働きがあります。この遺伝子がTT型TC型の場合、血小板数が多い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のPSA濃度

項目概要

PSAは前立腺特異抗原(Prostate-specific antigen)という物質の略称です。前立腺がんになると血液中のPSA濃度が上昇することが知られているため、血液中のPSA濃度は前立腺がんがあるかどうかを調べるための指標として利用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SLC45A3SLC45A3遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のPSA濃度が高い傾向にあると報告されています。
MSMBMSMB遺伝子は前立腺の上皮細胞で産生され、精漿(精液の精子以外の部分)に分泌されるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のPSA濃度が高い傾向にあると報告されています。
KLK3KLK3遺伝子はセリンプロテアーゼに属するカリクレインの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のPSA濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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赤血球数

項目概要

血液中で酸素を運搬する役目を担っているのが赤血球です。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PRKCEPRKCE遺伝子はPKCファミリーに属するセリンスレオニンリン酸化酵素の一種を産生する遺伝子であり、多様な細胞シグナル経路に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、赤血球数が少ない傾向にあると報告されています。
PDGFRA, HK1遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはPDGFRA遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、赤血球数が少ない傾向にあると報告されています。
TERTTERT遺伝子は染色体末端(テロメア)の反復配列を伸長するテロメラーゼの構成要素となるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTG型GG型の場合、赤血球数が多い傾向にあると報告されています。
BYSL, USP49, CCND3, MED20CCND3遺伝子は細胞周期に関わるサイクリンタンパク質を産生する遺伝子の1つです。この遺伝子がTT型TC型の場合、赤血球数が多い傾向にあると報告されています。
C6orf182, CD164遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはC6orf182やCD164などの遺伝子があります。この部位がAG型GG型の場合、赤血球数が少ない傾向にあると報告されています。
HBS1L, MYB遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはHBS1L遺伝子や血球新生の調節に重要な役割をするMYB遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、赤血球数が少ない傾向にあると報告されています。
ABOABO遺伝子は糖転移酵素を産生する遺伝子であり、血液型(ABO式)の決定に重要な機能を持つことが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、赤血球数が少ない傾向にあると報告されています。
CCND2CCND2遺伝子は細胞周期の調節に重要な役割を担うタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、赤血球数が少ない傾向にあると報告されています。
 

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血液中のレチノール(ビタミンA)濃度

項目概要

ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種であり、レチノールやレチナール、レチノイン酸、あるいはカロテノイドやβカロテンと言ったビタミンA前駆体が含まれます。これらは体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要な栄養素です。
ビタミンAは多彩な機能を持っていますが、成長・発育や免疫機能および視力の維持に重要な働きをしていることが知られています。ところが、血液中でのビタミンA濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
RBP4RBP4遺伝子はレチノール結合タンパク質を産生する遺伝子であり、肝臓で貯蔵されたレチノール(ビタミンA)が身体の隅々に輸送される際に活躍します。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のレチノール(ビタミンA)濃度が低い傾向にあると報告されています。
TTRTTR遺伝子はビタミンAや甲状腺ホルモンを輸送する機能を持つタンパク質であるトランスサイレチンを産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中のレチノール(ビタミンA)濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のアルブミン濃度

項目概要

血漿(血液から血球を取り除いた部分)のうちの約60%を占めるタンパク質がアルブミンです。アルブミンは肝臓で合成されるため、血液中のアルブミン濃度は肝機能を評価する指標として健康診断などで利用されています。血液中のアルブミン濃度が減少している場合、肝機能の低下が疑われます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GCKRGCKR遺伝子はグルコキナーゼ制御因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のアルブミン濃度が低い傾向にあると報告されています。
SERPINF2, WDR81遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはSERPINF2やWDR81などの遺伝子があります。この部位がTC型CC型の場合、血液中のアルブミン濃度が高い傾向にあると報告されています。
TNFRSF11A, ZCCHC2遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはTNFRSF11AやZCCHC2などの遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、血液中のアルブミン濃度が高い傾向にあると報告されています。
FCGRT, RPS11RPS11遺伝子はタンパク質の合成工場であるリボソームの一部を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のアルブミン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のα1-アンチトリプシン濃度

項目概要

アンチトリプシンは主に肝臓で作られるタンパク質で、タンパク質分解酵素を阻害する機能を持っています。急性炎症が起きると血液中のアンチトリプシン濃度が上昇することが知られているため、身体のどこかで炎症反応が起こっているかどうかを調べるために健康診断などで利用されています。
 

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GCKRGCKR遺伝子はグルコキナーゼ制御因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のα1-アンチトリプシン濃度が高い傾向にあると報告されています。
ALDH2ALDH2遺伝子はアルコール代謝の中間産物であるアセトアルデヒドを分解し、無毒化するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のα1-アンチトリプシン濃度が高い傾向にあると報告されています。
HNF1AHNF1A遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、肝臓に特異的な遺伝子の発現を制御していることが知られています。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中のα1-アンチトリプシン濃度が高い傾向にあると報告されています。
SERPINA1SERPINA1遺伝子はタンパク質分解酵素の阻害因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中のα1-アンチトリプシン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の総タンパク質濃度

項目概要

血液中のタンパク質成分のうち、大きな割合を占めるのがアルブミンというタンパク質です。血漿(血液から血球を取り除いた部分)のうちの約60%をアルブミンが占めています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
intergenic遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がAA型AG型の場合、血液中の総タンパク質濃度が高い傾向にあると報告されています。
TNFRSF13BTNFRSF13B遺伝子は体液性免疫に機能するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の総タンパク質濃度が高い傾向にあると報告されています。
TNFRSF13BTNFRSF13B遺伝子は体液性免疫に機能するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCG型GG型の場合、血液中の総タンパク質濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のテストステロン濃度

項目概要

テストステロンは男性ホルモンの一種です。筋肉量を増やしたり、男性的な太い骨格を形成したり、ヒゲや体毛を生やすなどの機能があることが知られています。
血液中のテストステロン濃度は遺伝的要因によって強く影響を受けていることが知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SHBGSHBG遺伝子はステロイド応答の制御に関与するステロイド結合タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中のテストステロン濃度が高い傾向にあると報告されています。
SHBGSHBG遺伝子はステロイド応答の制御に関与するステロイド結合タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のテストステロン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の甲状腺ホルモン濃度

項目概要

甲状腺は喉仏のすぐ下にある蝶のような形をした臓器であり、甲状腺ホルモンを作る機能を持っています。甲状腺ホルモンは細胞の基礎的な活動レベルを上げる働きを持っています。糖質や脂質、タンパク質、さらにはビタミンの代謝も制御する機能があり、細胞がエネルギーをどのように使用するかを決定する重要な司令塔の役割を担っています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
DIO1DIO1遺伝子は甲状腺ホルモンT4からヨードを1つ外し、活性の高いT3に変換させる酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、血液中の甲状腺ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
AADATAADAT遺伝子はアミノ基を転移する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の甲状腺ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
FOXE1FOXE1遺伝子はフォークヘッド型転写因子の一種を産生する遺伝子であり、甲状腺の形態形成に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の甲状腺ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
LHX3LHX3遺伝子はLIMドメインを持つ転写因子の一種を産生する遺伝子であり、脳下垂体の形成に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の甲状腺ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の中性脂肪濃度

項目概要

トリグリセリドは植物性油脂や動物性油脂大部分を占める成分であり、中性脂肪とも呼ばれています。 中性脂肪は身体の中でエネルギー源として利用されており、1 gあたりのエネルギー量は炭水化物のおおよそ倍となっています。余分な中性脂肪は肝臓や脂肪細胞で蓄積されてしまい、肥満の原因となります。血液中の中性脂肪濃度が高くなると動脈硬化を促進するだけでなく、さらには心不全や脳梗塞のリスクを高めてしまうことが知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ANGPTL3ANGPTL3遺伝子は血管新生に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
GCKRGCKR遺伝子はグルコキナーゼ制御因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
MLXIPLMLXIPL遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、トリグリセリド合成遺伝子の発現を制御することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
LPLLPL遺伝子は心臓や筋肉、脂肪組織で脂肪分解酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
TRIB1TRIB1遺伝子は脂肪細胞の維持や代謝障害の抑制に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AT型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。
APOA1, APOC3, APOA4, APOA5遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍には脂質の輸送に関わるリポタンパク質を産生するAPO遺伝子群があることが知られています。この部位がTC型CC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の尿酸濃度

項目概要

遺伝子を構成するDNAや、生物がエネルギーとして利用するATPなどをプリン体と言います。最近では健康志向のビールや発泡酒などで、プリン体を減らしたものが販売されているので、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか? そのプリン体を分解した際に発生する物質の1つが尿酸です。血液中の尿酸濃度、つまり尿酸値が上がると痛風の原因になります。
日本人では、血液中の尿酸濃度が7.0 mg/dLを超えると、高尿酸血症と呼ばれます。
 

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GCKRGCKR遺伝子はグルコキナーゼ制御因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の尿酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
LRP2LRP2遺伝子は悪玉コレステロール受容体(LDLR)ファミリーに属する受容体の一種を産生する遺伝子であり、尿中のビタミンDとその結合タンパク質の複合体を回収するなどの機能などがあります。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中の尿酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
SLC2A9SLC2A9遺伝子は尿酸の輸送に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の尿酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
ABCG2ABCG2遺伝子はABCトランスポーターの一種を産生する遺伝子であり、尿酸やポルフィリンの輸送に関与しています。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中の尿酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
SLC22A12SLC22A12遺伝子は血液中の尿酸レベルを調節する尿酸輸送タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中の尿酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
LOC101928230LOC101928230遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTG型GG型の場合、血液中の尿酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のビタミンB12濃度

項目概要

ビタミンB12は水溶性ビタミンの一種であり、コバラミンとも呼ばれます。ビタミンB12は体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要な栄養素です。
ビタミンB12は脳神経の機能維持や赤血球の生成に重要な働きをしていることが知られています。ところが、血液中でのビタミンB12濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
none遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がTC型CC型の場合、血液中のビタミンB12濃度が高い傾向にあると報告されています。
MS4A3MS4A3遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型の場合、血液中のビタミンB12濃度が高い傾向にあると報告されています。
CLYBLCLYBL遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のビタミンB12濃度が低い傾向にあると報告されています。
FUT6FUT6遺伝子はフコシル基転移酵素の一種を産生する遺伝子であり、血液型の一つであるルイス式血液型の決定に関与します。この遺伝子がTT型の場合、血液中のビタミンB12濃度が高い傾向にあると報告されています。
FUT2FUT2遺伝子はフコシル基転移酵素の一種を産生する遺伝子であり、この遺伝子はABO式血液型の判定に使われる抗原が唾液中などにも分泌するタイプか否かの決定にも関与することが知られています。この遺伝子がTT型の場合、血液中のビタミンB12濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血液中のビタミンD濃度

項目概要

ビタミンDは脂溶性ビタミンの一種です。ビタミンDは食事から摂取することもできますが、太陽光を浴びることによって体内で合成することができるビタミンでもあります。
ビタミンDは小腸や腎臓でのカルシウムやリンなどの吸収を促進し、骨の形成と成長を助ける働きがあります。ところが、血液中でのビタミンD濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GCGC遺伝子は血液中のビタミンDに結合するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中のビタミンD濃度が低い傾向にあると報告されています。
CYP2R1CYP2R1遺伝子は薬剤への反応性やコレステロール・ステロイドの合成などに関わるシトクロムP450というグループに属するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子はビタミンDの代謝に関与します。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のビタミンD濃度が高い傾向にあると報告されています。
DHCR7DHCR7遺伝子は7-デハイドロコレステロールをコレステロールに変換する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTG型GG型の場合、血液中のビタミンD濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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白血球数

項目概要

身体を外敵から守る免疫システムの中心的役割を果たしているのが白血球です。白血球には好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5つがあり、この項目ではその全てを合算した白血球全体の数についてお調べしています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PSORS1C1, CDSN, MHCMHC(主要組織適合複合体)領域は免疫系において自他を識別するために極めて重要な役割を担う遺伝子領域です。この遺伝子がTC型CC型の場合、白血球数が多い傾向にあると報告されています。
HBS1L, MYB遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはHBS1L遺伝子や血球新生の調節に重要な役割をするMYB遺伝子があります。この部位がAG型GG型の場合、白血球数が少ない傾向にあると報告されています。
CDK6CDK6遺伝子細胞周期の制御に重要な役割を持つリン酸化酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、白血球数が少ない傾向にあると報告されています。
RAP1B, NUP107, SLC35E3遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはRAP1BやNUP107、SLC35E3などの遺伝子があります。この部位がAC型CC型の場合、白血球数が多い傾向にあると報告されています。
CSF3, PSMD3, MED24, GSDMAPSMD3遺伝子は26Sプロテアソームという多機能タンパク質分解酵素複合体の一部を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、白血球数が少ない傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血液中のビタミンA濃度

項目概要

ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種であり、レチノールやレチナール、レチノイン酸、あるいはカロテノイドやβカロテンと言ったビタミンA前駆体が含まれます。これらは体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要な栄養素です。
ビタミンAは多彩な機能を持っていますが、成長・発育や免疫機能および視力の維持に重要な働きをしていることが知られています。ところが、血液中でのビタミンA濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
RBP4RBP4遺伝子はレチノール結合タンパク質を産生する遺伝子であり、肝臓で貯蔵されたレチノール(ビタミンA)が身体の隅々に輸送される際に活躍します。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のビタミンA濃度が低い傾向にあると報告されています。
TTRTTR遺伝子はビタミンAや甲状腺ホルモンを輸送する機能を持つタンパク質であるトランスサイレチンを産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中のビタミンA濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血液中のビタミンB6濃度

項目概要

ビタミンB6は水溶性ビタミンの一種であり、さまざまな酵素反応の補酵素として機能する栄養素です。ビタミンB6は体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要です。ところが、血液中でのビタミンB6濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
NBPF3(ALPL)NBPF3遺伝子は遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のビタミンB6濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血液中のビタミンE濃度

項目概要

ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種であり、トコフェノールやトコトリエノールなどが含まれます。これらは体内で作ることができないため、食事から摂取することが重要な栄養素です。
ビタミンEは多彩な機能を持っていると考えられていますが、特に抗酸化作用(細胞が酸化するのを防ぐ作用)や、血液をさらさらにするなどの作用があることが知られています。ところが、血液中でのビタミンE濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ZNF259ZNF259遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がGG型GC型の場合、血液中のビタミンE濃度が高い傾向にあると報告されています。
SCARB1SCARB1遺伝子はHDLコレステロール受容体を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のビタミンE濃度が高い傾向にあると報告されています。
CYP4F2CYP4F2遺伝子は薬剤への反応性やコレステロール・ステロイドの合成などに関わるシトクロムP450というグループに属するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子は炎症反応に関わるロイコトリエンB4という物質の分解に関わることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のビタミンE濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血液中の鉄分濃度

項目概要

鉄分は酸素を全身に運ぶために重要な機能を持っているミネラルであり、赤血球のヘモグロビンの構成成分として利用されています。
体内の鉄分には、酸素運搬などに利用されている「機能鉄」と、不足時のために貯蔵されている「貯蔵鉄」があり、機能鉄がその70%を占めています。ところが、血液中での鉄分濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
HFEHFE遺伝子は鉄分吸収の制御を行うタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、血液中の鉄分濃度が低い傾向にあると報告されています。
TFR2TFR2遺伝子はトランスフェリン受容体の一種を産生する遺伝子であり、血液中の鉄分濃度調整に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AC型の場合、血液中の鉄分濃度が高い傾向にあると報告されています。
TMPRSS6TMPRSS6遺伝子はタンパク質分解酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中の鉄分濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血液中のβカロテン濃度

項目概要

βカロテンは緑黄色野菜に多く含まれている栄養素です。ヒトの体内では合成することができないため、食事から摂取することが重要な栄養素になります。
βカロテンはビタミンA前駆体としての機能があり、体内のビタミンAが欠乏してくると、肝臓や体脂肪に貯蔵されたβカロテンはビタミンAへと変換され、利用されることが知られています。ところが、血液中でのβカロテン濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
BCMO1遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはビタミンAの代謝に関与するBCMO1遺伝子があります。この部位がTG型GG型の場合、血液中のβカロテン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血液中のαリノレン酸濃度

項目概要

αリノレン酸は体内では合成できないため、食事から摂取することが必要な必須脂肪酸です。エゴマ油(しそ油)やアマニ油、食品ではクルミに多く含まれていることが知られています。
体内では一部がDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)に変換されることが知られており、心血管疾患の予防効果が期待されています。ところが、血液中でのαリノレン酸濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
C11orf9C11orf9(MYRF)遺伝子は神経細胞で転写因子を産生する遺伝子であり、神経細胞の軸索を覆う髄鞘の形成に関わると考えられています。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
C11orf10C11orf10(TMEM258)遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
FEN1FEN1遺伝子はDNA分解酵素の一種を産生する遺伝子であり、DNAの複製や修復に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
FADS1FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
FADS2FADS2遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のαリノレン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のDHA/EPA濃度

項目概要

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は不飽和脂肪酸の一種であり、魚に多く含まれている成分です。DHAとEPAは体内でαリノレン酸から合成することができますが、食事から摂取できる量に比べると少量しか合成できないため、食事から摂取することが重要な成分です。
ちなみに、DHAは神経油脂の重要な構成成分であり、摂取することで頭が良くなると話題になったこともある成分です。また、EPAは血液凝固阻害因子であるプロスタグランジンの前駆体であることから、血液をさらさらにするなどの効能が期待されています。ところが、血液中でのDHA/EPA濃度には個人差があることが分かっています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ELOVL2ELOVL2遺伝子は長鎖脂肪酸の合成に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のDHA/EPA濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血の止まりやすさ(血小板の凝集反応:ADP)

項目概要

血管が損傷を受けて出血が起きると、血小板が損傷部位に凝集して固まり、血が止まります。この凝集反応は複雑な反応になっていますが、ADPによる刺激で血液凝固を誘導することができます。
このADPによる血液凝固のしやすさには個人差があり、遺伝子の影響を受けていることが知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PEAR1PEAR1遺伝子は血小板の凝集に関与する受容体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、血小板の凝集反応が弱い傾向にあると報告されています。
SHHSHH遺伝子は初期胚のパターン形成に重要な役割を果たすタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、血小板の凝集反応が強い傾向にあると報告されています。
MRVI1MRVI1遺伝子は細胞内のカルシウム放出を制御するシグナル複合体の構成因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血小板の凝集反応が強い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血の止まりやすさ(血小板の凝集反応:エピネフリン)

項目概要

血管が損傷を受けて出血が起きると、血小板が損傷部位に凝集して固まり、血が止まります。この凝集反応は複雑な反応になっていますが、エピネフリンによる刺激で血液凝固を誘導することができます。
このエピネフリンによる血液凝固のしやすさには個人差があり、遺伝子の影響を受けていることが知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PEAR1PEAR1遺伝子は血小板の凝集に関与する受容体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、血小板の凝集反応が弱い傾向にあると報告されています。
PIK3CGPIK3CG遺伝子はイノシトール脂質をリン酸化する酵素を産生する遺伝子であり、免疫応答に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、血小板の凝集反応が弱い傾向にあると報告されています。
JMJD1CJMJD1C遺伝子はヒストンの脱メチル化酵素を産生する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がTT型TG型の場合、血小板の凝集反応が強い傾向にあると報告されています。
ADRA2AADRA2A遺伝子はアドレナリン受容体を産生する遺伝子の一種であり、神経の情報伝達レベルの調節や体温調節などの機能を持っていると考えられています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血小板の凝集反応が弱い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血の止まりやすさ(血小板の凝集反応:コラーゲン)

項目概要

血管が損傷を受けて出血が起きると、血小板が損傷部位に凝集して固まり、血が止まります。この凝集反応は複雑な反応になっていますが、コラーゲンによる刺激で血液凝固を誘導することができます。
このコラーゲンによる血液凝固のしやすさには個人差があり、遺伝子の影響を受けていることが知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GP6GP6遺伝子はコラーゲンの受容体を産生する遺伝子であり、血小板凝集や血栓形成に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、血小板の凝集反応が弱い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の硫酸アンドロステロン濃度

項目概要

アンドロステロンとは、テストステロンやジヒドロテストステロンなどの男性ホルモンの代謝産物です。ただし、男性ホルモンの代謝産物ではあるものの、アンドロステロンにもテストステロンの1/7~1/10程度の男性ホルモン活性が残っているので、アンドロステロンも男性ホルモンの一種に含まれます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CYP3A5CYP3A5遺伝子は薬物代謝やコレステロールの合成などに関与する多くの反応を触媒する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の硫酸アンドロステロン濃度が低い傾向にあると報告されています。
ZCWPW1ZCWPW1遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の硫酸アンドロステロン濃度が低い傾向にあると報告されています。
SULT2A1SULT2A1遺伝子は薬剤などを水に溶ける状態に変換して排泄しやすくするタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の硫酸アンドロステロン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のグリシン濃度

項目概要

グリシンは非必須アミノ酸の一種で、体内ではセリンやスレオニンから合成されます。血液中の酸素を運ぶ機能に関係するポルフィリンや筋肉運動に必要なクレアチン、抗酸化物質のグルタチオン、核酸のプリン体などを作る物質として知られています。また、コラーゲン、ケラチン、エラスチンなどの構成成分であることから、骨や軟骨、筋肉・腱や皮膚の原料としても重要なアミノ酸です。そのため、コラーゲン不足で起こる関節痛や腰痛、肌荒れ、老化の原因となる活性酸素の生成などを防止する効果が期待されています。また、神経伝達物質の1つであることから、俗に、「記憶によい」「睡眠によい」などと言われており、サプリメントとして利用されています。ヒトでの有効性については、統合失調症、脳卒中に対し有効性が示唆されています。また、抗菌作用を示すことから、食品添加物としてさまざまな食品に使用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CPS1CPS1遺伝子はアンモニアや炭酸水素塩からのカルバモイルリン酸を合成する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のグリシン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のアスパルチルフェニルアラニン濃度

項目概要

アスパルチルフェニルアラニンは、人工甘味料のアスパルテーム(L-アスパルチルフェニルアラニンメチルエステルと言います)の代謝産物です。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ACEACE遺伝子はアンジオテンシンという物質を活性型に変化させる酵素を産生する遺伝子であり、血管の収縮や膨張、血圧の制御に重要な役割を持っています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のアスパルチルフェニルアラニン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のセリン濃度

項目概要

セリンはアミノ酸の一種であり、神経伝達物質のアセチルコリンを作り出すのに必要な成分です。ただし、必須アミノ酸ではないため、不足した場合は体内で合成することができます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PHGDHPHGDH遺伝子はL-セリン合成の初期段階に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のセリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
CPS1CPS1遺伝子はアンモニアや炭酸水素塩からのカルバモイルリン酸を合成する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のセリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
PSPHPSPH遺伝子はリン酸基転移酵素の一種を産生する遺伝子であり、体内でのセリン生合成において第三段階と最終段階に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のセリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のイノシン濃度

項目概要

イノシンとは、RNAの中に含まれる成分の1つで、尿酸値を上昇させるプリン体の一種です。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
NT5ENT5E遺伝子は細胞外のヌクレオチドを膜透過性のヌクレオシドへと変換する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のイノシン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のプロリン濃度

項目概要

プロリンはアミノ酸の一種であり、コラーゲンを構成する成分の1つです。必須アミノ酸ではないため、不足した場合は体内で合成することができます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PRODHPRODH遺伝子はプロリンというアミノ酸を代謝するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、血液中のプロリン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のグルタミン濃度

項目概要

グルタミンはアミノ酸の一種で、生体内にもっとも多く含まれるアミノ酸です。傷ついた身体の回復に効果があると考えており、外科手術後の点滴に加えられたり、ボディビルダーがサプリメントとして摂取することがあるようです。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GLS2GLS2遺伝子はグルタミンの加水分解酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のグルタミン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のカルニチン濃度

項目概要

カルニチンは脂質をミトコンドリアの内部に運搬する役目を持った物質であり、ミトコンドリア内で脂質が燃焼されるのをサポートしています。
脂質を燃焼させる際に重要な役割を果たしていることから、俗に「ダイエットに効果がある」「脂肪を燃やす」とも言われ、サプリメントとしても販売されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ALX3ALX3遺伝子は発生期の中胚葉のパターン形成に関わるホメオボックスタンパク質の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のカルニチン濃度が低い傾向にあると報告されています。
PEX5LPEX5L遺伝子は遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のカルニチン濃度が高い傾向にあると報告されています。
SLC22A4SLC22A4遺伝子は低分子有機カチオン輸送タンパク質を産生する遺伝子であり、腸、肝臓、腎臓などで薬物や環境毒素などの排除にも関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のカルニチン濃度が高い傾向にあると報告されています。
SLC16A9SLC16A9遺伝子はカルニチンの輸送に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のカルニチン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のバリン濃度

項目概要

バリンは体内では合成できない必須アミノ酸の一種です。食品から摂取することが大切な栄養素ですが、バリンを含む食品は多いため通常の食事では不足しにくいと考えられています。
バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類は分岐鎖アミノ酸(BCAA;branched chain amino acid)としても知られており、筋肉でのエネルギー源としての側面もあります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PPM1KPPM1K遺伝子はMn2+/Mg2+依存性タンパク質脱リン酸化酵素を産生する遺伝子であり、ミトコンドリア膜透過性遷移孔の制御に関わっていることが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のバリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のフェニルアラニン濃度

項目概要

フェニルアラニンは、体内で合成できない必須アミノ酸の1つであり、食品から摂取することが重要な栄養素です。
体内でさまざまな形に変換されますが、脳内ホルモンのドーパミンの原料になります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PAHPAH遺伝子はフェニルアラニン水酸化酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のフェニルアラニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のガレクチン濃度

項目概要

ガレクチンは10種類以上あり、この項目ではガレクチン-3を対象にしたものです。ガレクチン-3は炎症や細胞の増殖に関わる事が知られています。また、がんや免疫疾患、循環器疾患になると血液中のガレクチン-3濃度が上がるとも報告されており、身体の異常を検知するための指標としての可能性も検討されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ABOABO遺伝子は糖転移酵素を産生する遺伝子であり、血液型(ABO式)の決定に重要な機能を持つことが知られています。この遺伝子がTG型GG型の場合、血液中のガレクチン濃度が低い傾向にあると報告されています。
LGALS3LGALS3遺伝子はガレクチン3を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、血液中のガレクチン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の尿素窒素濃度

項目概要

血液中の尿素濃度を測定するためには、その測定原理上、尿素の中に含まれる窒素原子の量で測定されます。その値が血液中の尿素窒素濃度です。
腎臓機能が落ちると血液中の尿素をろ過する能力が落ち、血液中の尿素窒素濃度が上昇してしまいます。そのため、血液中の尿素窒素濃度は腎臓機能を評価するための指標の1つとして利用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
MTX1, GBA遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはMTX1やGBAなどの遺伝子があります。この部位がAA型AG型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
PAX8PAX8遺伝子PAXファミリーに属する転写因子の一種であり、胎児期の発生において重要な役割を果たす転写因子である。この遺伝子がGG型GC型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
LRIG1, KBTBD8遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはLRIG1やKBTBD8などの遺伝子があります。この部位がAA型AC型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
MECOMMECOM(MDS1)遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、造血、アポトーシス(細胞自身によって計画された細胞死)、発生、細胞分化や増殖などに関与すると考えられています。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
UNCXUNCX遺伝子は体細胞形成や神経発生などに関与するホメオボックス転写因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TA型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
MPPED2, DCDC5遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはMPPED2やDCDC5などの遺伝子があります。この部位がTC型CC型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
C12orf51C12orf51(HECTD4)遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
WDR72WDR72遺伝子は歯のエナメル質の正常な形成に重要な役割を担う遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
BCAS3BCAS3遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
SLC14A2SLC14A2遺伝子は尿素の輸送に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。 この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の尿素窒素濃度が低い傾向にあると報告されています。
GNASGNAS遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の尿素窒素濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のクレアチニン濃度

項目概要

生物はATPという物質をADPに変換する際に生み出されるエネルギーを活動エネルギーとして利用しています。エネルギーを失ったADPを再びATPに戻す(リサイクルする)ためにはクレアチンという物質を分解する必要があります。このクレアチンの分解産物がクレアチニンです。クレアチニンは腎臓でろ過されて尿として身体から排出されます。
腎臓がなんらかの障害を起こすと、クレアチニンの排出がうまくいかなくなり、血液中のクレアチニン濃度が上昇することが知られています。そのため、腎臓の状態を評価する指標として、健康診断の際などに測定されます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SHROOM3SHROOM3遺伝子は細胞の形を制御するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のクレアチニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
MHCMHC(主要組織適合複合体)領域は免疫系において自他を識別するために極めて重要な役割を担う遺伝子領域です。この遺伝子がCG型GG型の場合、血液中のクレアチニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
UNCXUNCX遺伝子は体細胞形成や神経発生などに関与するホメオボックス転写因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TA型の場合、血液中のクレアチニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
MPPED2, DCDC5遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはMPPED2やDCDC5などの遺伝子があります。この部位がAA型AG型の場合、血液中のクレアチニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
ALDH2ALDH2遺伝子はアルコール代謝の中間産物であるアセトアルデヒドを分解し、無毒化するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のクレアチニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
WDR72WDR72遺伝子は歯のエナメル質の正常な形成に重要な役割を担う遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、血液中のクレアチニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
UMODUMOD遺伝子は腎臓や尿路中でのカルシウムの結晶化を防ぐウロモジュリンタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のクレアチニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
TBX2TBX2遺伝子は発達プロセスの調節に関与する転写因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のクレアチニン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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フィッシャー比

項目概要

フィッシャー比とは、血液中に含まれる分枝鎖アミノ酸と芳香族アミノ酸の比率のことです。肝機能に異常が起きると血液中の芳香族アミノ酸の量が増え、フィッシャー比が下がることが知られています。そのためフィッシャー比は肝機能の状態を知るための指標として利用されています。
(分枝鎖アミノ酸とはイソロイシン・ロイシン・バリンの3種類のアミノ酸の総称で、芳香族アミノ酸とはチロシン・フェニルアラニンなどの芳香環という構造体を持つアミノ酸の総称です)
 

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PPM1KPPM1K遺伝子はMn2+/Mg2+依存性タンパク質脱リン酸化酵素を産生する遺伝子であり、ミトコンドリア膜透過性遷移孔の制御に関わっていることが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、フィッシャー比が高い傾向にあると報告されています。
SLC2A4SLC2A4遺伝子はインスリン制御型促進性グルコース輸送体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、フィッシャー比が低い傾向にあると報告されています。
 

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好塩基球数

項目概要

好塩基球は白血球の一種である顆粒球の1つです。全身を循環している白血球のうち0.5~1%しかおらず、少ない部類に入ります。花粉症の症状を引き起こすヒスタミンなどを産生することが知られており、急性および慢性のアレルギー疾患、アナフィラキシーショック、喘息、アトピー、花粉症など、さまざまな炎症反応に関与していることが知られています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SLC45A3, NUCKS1遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはSLC45A3やNUCKS1などの遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、好塩基球数が多い傾向にあると報告されています。
GATA2GATA2遺伝子はジンクフィンガーに属する転写因子を産生する遺伝子であり、造血細胞や内分泌細胞の成長や増殖に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、好塩基球数が多い傾向にあると報告されています。
NAALAD2NAALAD2遺伝子は酸性ジペプチダーゼ酵素活性と ジペプチジルペプチダーゼIV活性を持つタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、好塩基球数が多い傾向にあると報告されています。
ERGERG遺伝子はETSファミリーに属する転写因子を産生する遺伝子であり、細胞の増殖や分化など、さまざまな現象に関与していると考えられています。この遺伝子がAT型TT型の場合、好塩基球数が多い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度

項目概要

甲状腺刺激ホルモンとは、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、喉ぼとけの近くにある甲状腺という組織を刺激するホルモンです。甲状腺刺激ホルモンに刺激された甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌して、全身の活動量を向上させます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
IGFBP5IGFBP5遺伝子はインスリン様成長因子に結合するタンパク質を産生する遺伝子であり、その活性を制御することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
NR3C2NR3C2遺伝子は鉱質コルチコイド受容体の一種を産生する遺伝子であり、ナトリウムの再吸収などを介して、塩と水分のバランス調整に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
PDE8BPDE8B遺伝子は細胞内シグナル伝達物質であるcAMPの代謝に関わる酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
VEGFAVEGFA遺伝子は血管内皮細胞の増殖などを誘導する成長因子を産生し、血管新生に必須のタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
SASH1SASH1遺伝子は足場タンパク質の一種を産生する遺伝子であり、TLR4シグナル経路に関与すると考えられています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
PDE10APDE10A遺伝子は環状ヌクレオチドを開裂させる酵素を産生する遺伝子であり、シグナル伝達に関与することが知られています。この遺伝子がGC型CC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
NRG1NRG1遺伝子は細胞間シグナルを媒介する膜糖タンパク質を産生する遺伝子であり、様々な臓器の成長や発生に重要な役割を果していることが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
XKR4XKR4遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
GLIS3GLIS3遺伝子はジンクフィンガーに属する転写因子を産生する遺伝子であり、膵臓のβ細胞、甲状腺、眼、肝臓や腎臓の発生に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
FOXE1FOXE1遺伝子はフォークヘッド型転写因子の一種を産生する遺伝子であり、甲状腺の形態形成に関与することが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
PRDM11PRDM11遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
MBIPMBIP遺伝子はMAP3K12を制御するタンパク質を産生する遺伝子であり、JNK pathwayというシグナル伝達に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
ITPK1ITPK1遺伝子はイノシトールトリスリン酸キナーゼという酵素を産生する遺伝子であり、イノシトール四リン酸の合成に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
FGF7FGF7遺伝子は線維芽細胞成長因子に属するタンパク質の一種を産生する遺伝子であり、特に角化細胞の生育に関与することが知られています。この遺伝子がTA型AA型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
MIR1179MIR1179遺伝子は遺伝子の発現調節に関与する機能性RNAを産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
LOC440389, MAF遺伝子の特定には至っていませんが、この部位がTT型TC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が高い傾向にあると報告されています。
SOX9SOX9遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、軟骨細胞の分化や抗ミュラー管ホルモンの産生に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
INSRINSR遺伝子はインスリンの受容体を産生する遺伝子です。グルコースの取り込みや放出を制御するインスリンシグナル伝達経路に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のレジスチン濃度

項目概要

レジスチンとはインスリン抵抗性を示す分泌物質のことです。マウスの実験ではレジスチンは脂肪細胞から分泌されており、肥満や糖尿病との関連が示唆されています。
ただしヒトでは、脂肪細胞からではなく免疫細胞の単球やマクロファージから分泌されているという違いがあります。それでもレジスチンの遺伝子多型と糖尿病の間に共通の特徴が見られるなど、ヒトでもレジスチンと糖尿病の発症との関連が示唆されています。
 

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
RETNRETN遺伝子はレジスチンを産生する遺伝子であり、インスリンの働きを弱める機能があることが知られています。この遺伝子がGC型CC型の場合、血液中のレジスチン濃度が高い傾向にあると報告されています。
RETNRETN遺伝子はレジスチンを産生する遺伝子であり、インスリンの働きを弱める機能があることが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のレジスチン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の心筋トロポニンT濃度

項目概要

心筋トロポニンTは、主に心筋にのみ存在しており、トロポミオシンに結合して心筋の収縮などを制御しています。心臓でなんらかの異常が発生すると心筋から血液中に漏出することが知られているため、心臓の状態を評価するための指標として利用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
NCOA2NCOA2遺伝子は核内ホルモン受容体の働きを補助する転写補助因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AT型の場合、血液中の心筋トロポニンT濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のインスリン濃度

項目概要

インスリンは膵臓のランゲルハンス島にいるβ細胞から分泌されるホルモンで、血糖値を下げる働きがあります。
インスリンは糖尿病との関連が強く、1型糖尿病は自己免疫疾患によりインスリンを産生する細胞がいなくなってしまったもの、2型糖尿病はインスリンの分泌量が減ったり、インスリンが効きにくくなってしまったものと分類されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PANK1PANK1遺伝子はパントテン酸リン酸化酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のインスリン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のプラスミノーゲン活性化因子濃度

項目概要

プラスミンとは血管中の血の固まり(血栓)を分解する働きのある酵素です。プラスミンはまず始めにプラスミノーゲンという機能を持たないタンパク質の形で合成され、プラスミノーゲン活性化因子によってプラスミノーゲンからプラスミンへと変換されます。
つまり血栓を溶解するプラスミンの供給量を制御している因子がプラスミノーゲン活性化因子です。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
STXBP5STXBP5遺伝子は神経伝達に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TA型の場合、血液中のプラスミノーゲン活性化因子濃度が高い傾向にあると報告されています。
PLATPLAT遺伝子はセリンプロテアーゼの一種を産生する遺伝子であり、プラスミノーゲンの活性化因子として機能することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、血液中のプラスミノーゲン活性化因子濃度が高い傾向にあると報告されています。
STX2STX2遺伝子は上皮間葉の相互作用や上皮細胞の形態形成及び活性化を制御するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中のプラスミノーゲン活性化因子濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のプラスミノーゲン濃度

項目概要

プラスミンとは血管中の血の固まり(血栓)を分解する働きのある酵素です。プラスミンはまず始めにプラスミノーゲンという機能を持たないタンパク質の形で合成され、プラスミノーゲン活性化因子によってプラスミノーゲンからプラスミンへと変換されます。
つまり血栓を溶解するプラスミンの原料がプラスミノーゲンです。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PLGPLG遺伝子はプラスミノーゲンを産生する遺伝子であり、血栓の溶解に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のプラスミノーゲン濃度が低い傾向にあると報告されています。
SIGLEC14SIGLEC14遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のプラスミノーゲン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のIgA濃度

項目概要

IgAはイムノグロブリンAの略で、外敵を攻撃する抗体の一種です。
IgAには分泌型と血清型があり、分泌型は粘膜や涙、唾液、汗、新生児に与える初乳などに多く含まれています。一方、血清型は血液中に存在し、炎症反応の引き金を引く機能を持っています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
TNFSF13TNFSF13遺伝子はB細胞の発生に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のIgA濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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ヘマトクリット値

項目概要

ヘマトクリット値とは、血球が血液中に占める体積の割合のことです。ヘマトクリット値が高いと、血液中に占める血球の量が多いことになり、血が濃いという言い方もできます。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
HBS1L, MYB遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはHBS1L遺伝子や血球新生の調節に重要な役割をするMYB遺伝子があります。この部位がTT型TC型の場合、ヘマトクリット値が低い傾向にあると報告されています。
ABOABO遺伝子は糖転移酵素を産生する遺伝子であり、血液型(ABO式)の決定に重要な機能を持つことが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、ヘマトクリット値が低い傾向にあると報告されています。
 

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血清中のクレアチンキナーゼ濃度

項目概要

クレアチンキナーゼは筋肉や脳に存在し、ATPを産生する役割を持つ酵素です。筋肉や脳に何らかの異常が起きると血液中に漏れ出し、血液中に含まれるクレアチンキナーゼ濃度が上昇することが知られています。そのため、心筋や脳の異常を検知するための指標として利用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
CD163CD163遺伝子はスカベンジャー受容体の一種を産生する遺伝子であり、不要になったグロビンタンパク質の除去などに関与していることが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、血清中のクレアチンキナーゼ濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中の抗ミュラー管ホルモン濃度

項目概要

抗ミュラー管ホルモン濃度(AMH)は、成長中の卵胞から分泌されるホルモンです。この抗ミュラー管ホルモン濃度と体内に残っている卵子の数とは関連があると言われていることから、「あと何回排卵できるか?」の指標として不妊治療などの現場で利用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
AMHR2AMHR2遺伝子はテストステロンや抗ミュラー管ホルモンと結合する受容体を産生する遺伝子です。この遺伝子がGG型の場合、血液中の抗ミュラー管ホルモン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のアラニン濃度

項目概要

アラニンはアミノ酸の一種です。体内ではピルビン酸から合成することができるため、通常、無理に補給する必要はありません。
アラニンは味をまろやかにする効果があることから、食品添加物としても利用されています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
GCKRGCKR遺伝子はグルコキナーゼ制御因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のアラニン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のヒスチジン濃度

項目概要

ヒスチジンはアミノ酸の一種です。こどもの体内では合成できないために必須アミノ酸として扱われますが、大人になると体内で合成できるようになるという珍しい特徴があります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SLC2A9SLC2A9遺伝子は尿酸の輸送に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、血液中のヒスチジン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

GeneLife Genesis2.0 / 血液・免疫

血液中のロイシン濃度

項目概要

ロイシンは体内では合成できない必須アミノ酸の一種です。食品から摂取することが大切な栄養素ですが、ロイシンを含む食品は多いため通常の食事では不足しにくいと考えられています。
バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類は分岐鎖アミノ酸(BCAA;branched chain amino acid)としても知られており、筋肉でのエネルギー源としての側面もあります。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
PPM1KPPM1K遺伝子はMn2+/Mg2+依存性タンパク質脱リン酸化酵素を産生する遺伝子であり、ミトコンドリア膜透過性遷移孔の制御に関わっていることが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のロイシン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のトリプトファン濃度

項目概要

トリプトファンは体内では合成できない必須アミノ酸の一種です。食品から摂取することが大切な栄養素ですが、トリプトファンを含む食品は多いため通常の食事では不足しにくいと考えられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
TDO2TDO2遺伝子はアミノ酸の一つであるトリプトファンの代謝に必須の酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のトリプトファン濃度が高い傾向にあると報告されています。
SLC16A10SLC16A10遺伝子は芳香族アミノ酸の取り込みに関わるナトリウム非依存輸送タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がGC型CC型の場合、血液中のトリプトファン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のクエン酸濃度

項目概要

クエン酸は柑橘類や食酢、梅干し等に含まれる酸味成分です。簡単に作り出すことができ、安価で安全性も高いため、粉末やサプリメントとしても普及しています。食品添加物として使われることも多く、お菓子やジュースの酸味剤や香料、酸化防止剤、豆腐を作る時の凝固剤など、さまざまな用途があることも特徴です。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ANKHANKH遺伝子はピロリン酸レベルを調節するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のクエン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
SLC13A5SLC13A5遺伝子はナトリウム依存的クエン酸共輸送タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のクエン酸濃度が高い傾向にあると報告されています。
SLC13A5SLC13A5遺伝子はナトリウム依存的クエン酸共輸送タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のクエン酸濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のチロシン濃度

項目概要

チロシンはアミノ酸の一種です。体内ではフェニルアラニンから合成することができるため、通常、無理に補給する必要はありません。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SLC16A10SLC16A10遺伝子は芳香族アミノ酸の取り込みに関わるナトリウム非依存輸送タンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のチロシン濃度が低い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のアスパラギン濃度

項目概要

アスパラギンはアミノ酸の一種です。体内ではアスパラギン酸から合成することができるため、通常、無理に補給する必要はありません。
ちなみにアスパラギンの名前は、アスパラガスから抽出されたことに由来しています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
ASPGASPG遺伝子はアミノ酸の一種のアスパラギンを分解する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、血液中のアスパラギン濃度が高い傾向にあると報告されています。
 

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血液中のリジン濃度

項目概要

リジンは体内では合成できない必須アミノ酸の一種です。食品から摂取することが大切な栄養素ですが、リジンを含む食品は多いため通常の食事では不足しにくいと考えられています。

解析遺伝子情報

関連遺伝子説明
SLC7A6SLC7A6遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のリジン濃度が高い傾向にあると報告されています。