当社の理念
多様性のある社会づくりに貢献する
Celebration of Humanity
一人ひとりの考え方や見た目、生活習慣や話す言語はさまざまですが、遺伝的に見れば私たちは99%以上同じものを共有しています。99%の同一性と1%から生じる多様性が人間を形づくっています。この遺伝学的事実に基づいた人間らしさを尊重し、遺伝子解析を通して多様性を認める健全な社会づくりに貢献することが、ジェネシスヘルスケアのミッションです。
始まりは、我が子への発達障害の診断
当社はヒトゲノムの解読完了が宣言された翌年の2004年3月1日、創業者夫婦によって設立されました。
日本でまだ遺伝子検査が一般的でなかった時代に、なぜ。 そこには切実な想いがありました。
二人の間に生まれた子どもが一歳のとき、発達障害の診断を受けたのです。いったい、どうすれば良いのか。悩んだ末にたどり着いた結論が、「遺伝が考えられるなら、まず親子三人の遺伝子を解析しよう」ということでした。 行動療法を早いうちから取り入れた子育てをしながら、遺伝子の研究と解析を開始。性格傾向や呼吸循環器、免疫や感染症・アレルギー、体形や体質、筋肉や肌、など様々な遺伝的傾向が見えてきました。
そして今では子どもは元気に成長。遺伝子検査の結果を参考に、何にでも挑戦する充実した生活を送っています。
この経験を通じて2人は遺伝子検査の必要性を確信し、2004年3月1日にジェネシスヘルスケア株式会社を創立。国内唯一にして初の遺伝子解析の専門会社は子を想う親の熱意からスタートしたのです。
創立当初は学術研究や医療機関からの検査受託・遺伝子診断や医療機関向けの生活習慣病リスク判定遺伝子検査キットなどの開発・販売を中心としていました。しかし事業を進める中で様々なニーズに合わせ、食物、植物、ヒトなどあらゆる分野の研究及び遺伝子解析、DNAの保管事業、予防目的の遺伝子解析から医療機関向けの診断検査、最先端技術を必要とする遺伝子治療の治験支援などに携わる総合遺伝子検査会社として事業を拡大していきました。
わが子への愛情から生まれたジェネシスヘルスケア株式会社は、今では創業以来累計 160 万件以上(2023年 9月現在)の解析を行うまでに成長しています。
目指すのは、遺伝子に合ったライフスタイルの提案
人間のDNAは5万年もの間変わっていないのに、私たちのライフスタイルは環境などの影響を受けて日々変化しています。
GeneLifeはここに着目し、遺伝子解析の技術で個々人が生まれつき持っている遺伝子と私たちを取り巻く環境の関係性を読み解き、一人ひとりの遺伝子情報にあった健康的なライフスタイルを提案しています。
GeneLife(ジーンライフ)は、日本で唯一の遺伝子解析を専門で行うジェネシスヘルスケア株式会社が運営しています。個人向けサービスの「GeneLife」に加えて、最新の解析技術を用いて医学および学術研究をサポートする「GenesisPro」、遺伝子データを活用した研究開発プラットフォーム「Genesis Gaia」の事業も手がけています。